星に願いを (flumpoolの曲)

星に願いを (flumpool)

flumpoolのメジャーデビュー後、初のシングルとして2009年2月25日にリリースされたのが「星に願いを」です。インディーズ時代に発表した限定シングル「labo」以来のCDパッケージ作品であり、ファンにとっては待望の新作となりました。ちなみに、発売日の翌日はメンバーである阪井一生さんの誕生日です。

リリース形態と特典

本作は、初回限定盤A、初回限定盤B、そして通常盤の計3形態で同時発売されました。

初回限定盤A: メンバー4人のステレオグラムチェンジングカードが付属し、ハードカバーの紙ジャケット仕様となっています。
初回限定盤B: 撮り下ろし映像を収録した特典DVDが付属し、こちらもハードカバーの紙ジャケット仕様です。ワイドキャップ仕様で、表裏のジャケットデザインが異なります。
通常盤: 初回限定盤には未収録の「春風「No Reply」Instrumental」が追加収録されています。

3形態すべてジャケットデザインは共通ですが、CDおよび特典DVDの盤面デザインの色はそれぞれ異なっています。また、3月末日までの期間限定特典として、特製携帯待ち受けフラッシュのダウンロードと、同年7月から開催された初のホールツアー「flumpool 2nd tour 2009 『Unclose』」の先行予約受付の共通パスワードが封入されていました。

各CDショップやオンラインストアでは、初回限定盤AとBの同時購入者を対象に、アーティスト写真を用いたオリジナルポスターが先着で配布されるキャンペーンも実施されました。

メディア露出

発売を記念して、2009年2月27日にはテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、楽曲を演奏。さらに、3月1日には日本テレビ系音楽番組『Music Lovers』で、番組内で行われたライブの模様が放送されました。

収録曲について

1. 星に願いを
作詞: 山村隆太 / 作曲: 阪井一生 / 編曲: 玉井健二, 百田留衣
NTTコミュニケーションズ『MUSICO』CMソング、アーケードゲーム『jubeat ripples』収録曲
インディーズ時代に制作された楽曲が原型で、当初はミディアムバラードでしたが、アレンジの段階でアップテンポに変更されました。さらに、4つ打ちのダンスナンバーから歌詞を含めて練り直し、現在の形になったそうです。「春風」と世界観が対になる曲としてシングルに収録されました。演奏に関して、尼川元気さんは「ダンスナンバー的なリズムやグルーヴ感を重視した」と語っています。山村隆太さんはボーカルについて「大サビは感情のままに歌った」と語っており、あまり録り直しはしなかったそうです。
着うたフルは2月4日より音楽コンテンツ配信サイト『MUSICO』限定で、その他サイトでは2月18日より配信開始。PVはプラネタリウム演出の下で演奏している様子が収録されており、メンバーが走るシーンも挿入されています。

2. 回転木馬 (メリーゴーランド)
作詞: 山村隆太 / 作曲: 阪井一生 / 編曲: 古川貴浩
ミニアルバム『Unreal』収録曲「Hello」を手掛けた古川貴浩さんがプロデュース。阪井さんが上京してから初めて作った楽曲で、flumpoolとして初めてバンドアレンジで制作されたものです。サビからAメロ、Bメロへと展開して作られました。ドラムでは初めてスプラッシュシンバルが使用されています。

3. 春風「No Reply」 Unplugged
作詞: 山村隆太 / 作曲・編曲: 百田留衣
ミニアルバム『Unreal』収録曲「春風」のアンプラグドバージョン。着うたフルは1月13日よりTOKYO FM・JFN系音楽番組『SCHOOL OF LOCK!』の番組モバイルサイト限定で先行配信されました。

4. 星に願いを Instrumental
5. 回転木馬 (メリーゴーランド) Instrumental
6. 春風「No Reply」 Unplugged Instrumental
通常盤のみ収録

「星に願いを」は、flumpoolの新たなスタートを飾るにふさわしい、多様な魅力が詰まったシングルと言えるでしょう。

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