星光子

星光子のプロフィール

星光子（ほし みつこ）は、1949年1月1日生まれで東京都出身の女優です。旧芸名は堤光子を含め、神原桐子としても知られています。現在、舞台を中心に活動している彼女は、pboxxに所属しています。

人物背景

高校を卒業した後、劇団四季に入団し演技の基礎を学びました。1972年には、大和田伸也が主宰する演劇グループ「プラス1」に参加。当時、オーディションを経て特撮番組『ウルトラマンA』で南夕子役に選ばれ主演しました。その後、『緊急指令10-4・10-10』や『アイアンキング』などに出演し、特撮界での地位を築いていきました。

彼女は、結婚を機に一時女優業から離れましたが、2000年ごろには舞台復帰を果たし、ジャズダンスや日本舞踊を特技としています。日本舞踊は藤間勘十郎のもとで長い間修行を積み、藤間勘鷺を襲名しました。自身の娘には「光子さん」と呼ばせています。

『ウルトラマンA』での経験

南夕子役としての星光子は、特に『ウルトラマンA』で幅広く知られています。当初、この役には関かおりがキャスティングされていましたが、舞台事故による骨折により降板し、急遽再オーディションが行われました。その結果、星光子が選ばれました。撮影開始直後に配役が決まり、当時のシーンも星の演技で撮り直されました。

星光子という芸名は円谷プロの要望により付けられ、彼女は「夕子カット」と呼ばれる髪型に変更しました。しかし、制作現場では衣装を隠されたり、監督に怒鳴られるなどの困難な経験もあったとされています。

第28話にて降板が決まった際、星は自らの降板理由を明示されず、脚本を読んだ後に非常に困惑したと述べています。この降板による心の痛みは長い間彼女に影響を与えました。特に、30年近く彼女の南夕子役の経歴はあまり振り返られることがなかったためです。

再登場と感謝の気持ち

星光子が公の場に姿を見せるきっかけとなったのは、2004年に行われた『ウルトラマンA』のDVD制作です。この頃から、当時のスタッフやファンとの交流が始まり、南夕子を演じたことを「大切な演歴」として振り返るようになりました。2006年には映画『ウルトラマンメビウス＆ウルトラ兄弟』に友情出演し、2014年には円谷プロから当時の制作の事情を説明され、自身に非はなかったことを知りました。

舞台とテレビ制作

その後も星光子は、さまざまな舞台やテレビ番組に出演し続けており、彼女の活動範囲は広がっています。特に舞台においては、劇団四季における活動歴が長く、『王様の耳はロバの耳』や『裸の王様』など、多数の作品に取り組んでいます。また、特撮番組への思い入れも強く維持しており、『ウルトラマンメビウス』で南夕子役を再演した際には、北斗との再会に感動を示しました。彼女のキャリアは、様々な経験で彩られており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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