映像クイズ・ア!知ッテレビジョン

映像クイズ・ア!知ッテレビジョンについて

『映像クイズ・ア!知ッテレビジョン』は、1981年10月10日から1983年9月24日までフジテレビ系列で放送された人気のクイズ番組です。放送時間は土曜日の19:30から始まり、その後19:00に変更されました。高島忠夫が司会を務め、富士写真フイルム（現・富士フイルムホールディングス）がスポンサーにつきました。

番組の構成と進化

放送が始まった当初の形式は、過去のニュースやスポーツの映像を題材にしたクイズを出題するものでした。このスタイルでの初回は和田アキ子がパートナー司会を務め、一般視聴者4人による対抗戦としました。映像と共に「知ッテレビジョン、アッ！」という掛け声でクイズが出題され、視聴者がプロの解答者に挑む形が好評でした。解答者には、100点につき10,000円の賞金が用意され、優勝者には特別な演出が施されました。解答席の背後で灯るランプや、シンセサイザーのファンファーレ、中でもくす玉が割れて降ってくる紙吹雪は、視聴者の記憶に強く残ったことでしょう。

しかし、番組の放送開始から3か月後、応募者が不足し視聴者参加がタレントのみに制限されました。この変更は視聴率の低下を防ぐための措置でもありました。

1982年1月からは、解答者がレギュラーとゲストに分かれてのチーム対抗戦形式に変わりました。この時期、視聴者はどちらのチームが勝つかを予想し、ハガキで送るという参加方式が導入され、様々な点数差でも当たった方には賞品が提供されました。

そして1982年4月からは『知ッテレビジョン』と改題し、VTRを使った出題形式に移行しました。この新たなシリーズでは、芸能人解答者5人による個人戦が展開され、解答者はエアシューターを用いて答えを送り伝えるスタイルが特徴的でした。

『クイズ!知ッテレQ』へのリニューアル

1983年には『クイズ!知ッテレQ』という新たなタイトルに変更され、番組の形態も一新されました。この時、新たに三波豊和・鈴木彩子・大橋ひろみの3人がリポーターとして参加します。最終コーナーでは、解答者が早押しクイズを解く形式が導入され、さまざまなクイズが展開されました。

特に、視聴者が参加できる方式が注目され、様々な形式のクイズが視聴者を楽しませる要素となりました。優勝者にはその放送回にちなんだ賞品が贈呈され、視聴者も優勝を目指して楽しむことができました。

主要メンバーと番組の影響

この番組では、数々の有名なタレントが解答者として参加し、視聴者の間で人気を集めました。特に高島忠夫や和田アキ子の掛け合い、解答者たちの個性豊かな反応が視聴者に親しまれました。また、番組のナレーションには内海賢二が起用され、番組の雰囲気を一層引き立てました。

番組スポンサーは当初、富士写真フイルムが一社提供として番組を支えていましたが、1983年4月にはその撤退が決まり、複数社提供へと移行しました。これにより、番組の雰囲気も変化し、新たな提供パートナーとのコラボレーションが生まれました。

『映像クイズ・ア!知ッテレビジョン』は、ただのクイズ番組に留まらず、視聴者の参加型バラエティの草分け的な存在として多くの人々に愛され続け、クイズ番組の新たな形式を確立しました。放送終了後も、そのユニークなスタイルや形式は多くの後続番組に影響を与え続けています。

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