映画 プリキュアドリームスターズ!

映画 プリキュアドリームスターズ!

『映画 プリキュアドリームスターズ!』は、2017年3月18日に日本で公開されたアニメ映画で、プリキュアシリーズの中で特に注目された作品です。本作はシリーズのクロスオーバー映画としては9作目、また映画作品としては通算22作目です。キャッチコピーには、「新たな夢のトビラがひらく」「この春、見たことのないプリキュアの世界へ！」が掲げられています。

制作背景

この映画は、2016年10月に公開された『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』の特報で制作が発表されました。従来の『プリキュアオールスターズ』シリーズとは異なり、最新作『キラキラ☆プリキュアアラモード』と『魔法つかいプリキュア!』、『Go!プリンセスプリキュア』の3作品に焦点を当てています。登場するプリキュアは12人に限られており、プロデューサーの鷲尾天は「親しみのあるストーリーを子供たちに楽しんでもらいたい」との思いからキャラクターの選定を行ったと語っています。

映画のスタイル

本作では、フルCGによる和風の異世界とセルアニメの現実世界が融合している新しい映画スタイルが導入されています。和のテーマについて鷲尾は、長いシリーズの中で初めて取り入れた試みであり、日本文化の美しさを子供たちに届けたいと説明しています。監督には、宮本浩史が選ばれ、音楽は『キラキラ☆プリキュアアラモード』の林ゆうきが担当しています。

登場キャラクター

ゲスト声優には、異世界の少女サクラ役の阿澄佳奈や、敵役である鴉天狗の山里亮太、その他にも多くのキャラクターが登場します。また、映画には観客参加型の「ミラクルサクライト」があり、鑑賞者はこのライトを使って映画に参加できる仕組みになっています。

ストーリー概要

物語は、いちかの前に現れた謎の少女サクラから始まります。サクラは異世界「桜が原」出身で、彼女の友達である狐シズクと貴重な桜を取り戻すために、プリキュアたちの助けを求めます。いちかたちは、サクラを助けるため、「桜が原」へ旅立つことになります。彼女たちは、桜を奪った鴉天狗との戦いを通じて、友情や協力を基にした物語が展開されます。

興行成績

公開初日の2日間で、全国213スクリーンで約13万5,000人を動員し、興収は約1億5800万円を記録しました。最終的には7億円の興収を達成し、前年同時期の作品に比べて良好なスタートを切りました。

まとめ

『プリキュアドリームスターズ!』は、和のテーマを基にした新しいアニメ映画として、多くのファンに支持されました。新たな夢の世界を通じて、友情や希望の大切さを再確認できる作品になっています。子供たちに向けて制作された本作は、長年愛され続けているプリキュアシリーズの新たな魅力を引き出した作品と言えるでしょう。

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