映画情報 シネマガ

映画情報 シネマガ：キャイーンが贈る映画の世界

2005年10月より2011年4月1日まで、日本テレビにて放送された『映画情報 シネマガ』は、お笑いコンビ・キャイーン（ウド鈴木、天野ひろゆき）がナビゲーターを務めた映画紹介バラエティ番組です。話題の邦画から日本テレビが制作に関わった作品まで、幅広い映画を軽妙なトークで紹介していました。

番組開始当初は『いまあま』というタイトルでしたが、2008年12月に現在のタイトルに変更されました。放送時間は当初金曜25時50分から26時05分でしたが、その後数回変更され、最終的には金曜25時53分から26時08分となりました。

番組の見所は、映画に造詣が深い天野と、映画にあまり詳しくないウドの対照的なキャラクターによる掛け合いでした。天野の的確な解説と、ウドの突拍子もない発言が織りなす、予測不能なトークが視聴者の笑いを誘いました。特に、女性ゲストが出演した際には、「天野とウド、どちらが好みか？」という定番の質問が飛び出すのも、番組の恒例となっていました。

時には、ウドの何気ない発言が、紹介する映画の重要なポイントを突くこともありました。しかし、その発言が的外れな場合、試写会で予習をしていた天野はハラハラドキドキする場面も。放送上では、ウドの失言にはピー音処理が施されるという演出も面白いアクセントになっていました。

番組では、特に注目度の高い映画や日本テレビが制作・出資した映画を特集する「30分スペシャル」を放送することが多く、より深く映画の世界に浸れる機会を提供していました。

2011年4月1日、惜しまれつつも番組は終了しました。しかし、最後の最後まで視聴者を魅了しました。最終回は、未放送だった映画『GANTZ PERFECT ANSWER』スペシャルを、後番組である『情報満喫バラエティ 週末にしたい10のこと!』のコーナーとして放送。さらに、後日このスペシャル回を再編集した『『GANTZ PERFECT ANSWER』大ヒット御礼スペシャル!』が放送され、これが事実上の最終回となりました。

番組スタッフは、ナレーションに安達忍氏、企画に奥田誠治氏など、多くのベテランスタッフが携わっていました。制作は日本テレビ、制作協力はAXON、技術協力はNiTROなど、多くの企業が番組制作に協力していました。

『映画情報 シネマガ』は、キャイーンの絶妙なコンビネーションと、様々な映画の魅力を伝える構成で、多くの視聴者から愛された番組でした。映画ファンはもちろん、そうでない人にも楽しめる、エンターテインメント性の高いバラエティ番組として、現在も多くの視聴者から記憶に残る番組として語り継がれています。番組のアーカイブ映像を探してみるのも良いかもしれません。

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