春一番!選抜甲子園

春一番!センバツ甲子園

「春一番!センバツ甲子園」は、MBSラジオが2009年から2015年まで、選抜高等学校野球大会の開催期間中に放送していた試合速報・情報番組です。大会期間中、試合の速報や結果、翌日の試合予定などを伝える番組として、MBSラジオの選抜高校野球中継をサポートしていました。

概要

MBSラジオは、選抜高校野球大会を主催する毎日新聞社系列の放送局として、開局翌年の1952年からラジオ中継を開始し、1959年からはテレビ中継も行っていました。長らく全試合を中継していましたが、2000年代に入り、地上波での中継規模を縮小。ラジオでは2009年から準決勝・決勝のみの中継となり、その背景から、試合情報を伝える当番組が開始されました。

放送形態

番組は、大会期間中に毎日複数回放送され、1回の放送時間は5分間でした。放送パターンは主に以下の2つでした。

1. 生ワイド番組内コーナー: 主に平日の早朝から夕方にかけて、生ワイド番組に内包される形で放送。番組パーソナリティが、当日の試合予定や速報を伝えていました。
2. 独立番組: 主に夜間や日曜午後に、レギュラー番組の放送枠を短縮して放送。MBSのアナウンサーが、当日の試合結果と翌日の試合予定を伝えていました。

どちらのパターンでも、開会式の入場行進曲（吹奏楽バージョン）がBGMとして使用されていました。

開始当初は、関連会社GAORAで放送されていたMBSアナウンサーによる実況音源を流したり、実況・インタビュアー担当のアナウンサーが甲子園球場から生中継でリポートを入れたりしていました。

2015年には、MBSテレビの大会ダイジェスト番組『みんなの甲子園』のナビゲーターだった市川いずみアナウンサーが、当番組のキャスターも兼務していました。

番組の終了とその後

2016年からは当番組は放送されず、試合中継も決勝戦のみに限定されました。大会期間中は、『MBSニュース』やスポーツコーナー内で試合の速報・結果が伝えられるようになりました。また、市川いずみアナウンサーは、森本栄浩アナウンサー、かみじょうたけし氏と共に「関西高校野球三羽烏」として、MBSラジオで高校野球関連の活動を展開しています。

関連項目

* みんなの甲子園 - 2016年以降も関西ローカル番組として継続

「春一番!センバツ甲子園」は短い期間での放送でしたが、MBSラジオにおける高校野球中継の変遷を象徴する番組の一つと言えるでしょう。

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