春日村立中央中学校

春日村立中央中学校

春日村立中央中学校（かすがそんりつちゅうおうちゅうがっこう）は、かつて岐阜県揖斐郡春日村にあった公立の中学校です。校区は春日村の南西部に位置し、現在の揖斐川町の地域に該当します。この学校は、生徒たちに教育を提供し、地域の教育の一翼を担っていましたが、1964年に統合により廃校となりました。

概要

春日村立中央中学校は、1948年4月1日に春日中学校〈旧〉から分立して設立されました。初めは中央小学校に併設され、当初の校舎はこの小学校の一部を利用していました。開校式は同年5月14日に行われ、多くの地域住民が新しい中学校の誕生を祝いました。それから約8年後の1956年には、中学校の独立した校舎が完成し、より充実した教育環境が整いました。

しかし、1964年に入ると、教育システムの改革が進み、六合中学校や美束中学校との統合が決定されました。この決定は村議会にて議決され、3月31日には春日中学校の新設が実現したことで、中央中学校はその役割を終えることとなりました。翌日の4月1日からは、春日中学校の中央分教室として改編されました。

さらに、1965年3月31日には、中央小学校内に春日中学校の仮校舎が完成し、中央分教室は廃止されました。このことにより、地域の教育機関は統合され、改善された施設のもとで教育が行われることになりました。この一連の流れは、地域の教育の質を向上させることを目指したものでした。

沿革

• - 1948年 (昭和23年)

- 4月1日: 春日中学校〈旧〉から分立し、春日村立中央中学校として開校。中央小学校に併設され、最初はその校舎の一部を利用。
- 5月14日: 開校式を開催。

• - 1956年 (昭和31年)

- 8月: 中学校として独自の校舎が完成。

• - 1964年 (昭和39年)

- 2月18日: 村議会での統合中学校設立案が議決される。
- 3月31日: 六合中学校と美束中学校を統合し、春日中学校が新設されることで廃校となる。
- 4月1日: 春日中学校の中央分教室として業務を行う。

• - 1965年 (昭和40年)

- 3月31日: 中央小学校に春日中学校の仮の統合校舎が完成し、中央分教室は廃止される。

参考文献

• - 春日村史（春日村史編集委員会 1983年） P.436 - 437

関連項目

• - 岐阜県中学校の廃校一覧

春日村立中央中学校の歴史は、地域社会がいかに教育を重視してきたのかを物語っています。統合によって新しい章が開かれたこの学校の子どもたちは、今も地域の様々な場面で活躍していることでしょう。

もう一度検索