時間救助隊TIMER3

時間救助隊TIMER3

『時間救助隊TIMER3』は、能田達規による日本の漫画作品。講談社『月刊少年シリウス』にて、2005年7月号から2006年11月号まで不定期連載されました。全5話、全1巻。

あらすじ

この世の悲劇を無くすため、時空を超えてやってきた鉄っちゃん、のぞみ、デンチュー。彼らは「時間救助隊TIMER3」として、3分間だけ時間を遡り、100倍の速度で動けるパワードスーツを使って人々の命を救います。彼らの正体を知る者は誰もいません。今日もまた、人々を助けるために活躍します。

登場人物

田中 鉄雄（たなか てつお）

タイマー1号。小学校6年生。通称「鉄っちゃん」。タイマー3の活動に不満を持ちながらも、のぞみに誘われて活動を続けています。鉄道オタクでのぞみに恋心を抱いており、彼女のいる桜台中学校への進学を目指していますが、成績は芳しくありません。祖父の源造を慕っています。

児玉 のぞみ（こだま のぞみ）

タイマー2号。桜台中学校に通う中学2年生。ボブカットの少女で、タイマー3のリーダー的存在。「この国の平和は私たちタイマー3が守る」という強い使命感を持っています。その正体は、鉄雄の亡くなった祖父・田中源造の妹。タイムマシンの実験で現代にタイムスリップしてきます。最終話では、鉄雄を庇い行方不明になってしまいます。

デンチュー

タイマー3号。時間操作ロボット。「チュー」が口癖。鉄雄達に源造の遺言を伝え、タイマー3の装備を与えました。事故発生の状況や場所をナビゲートします。救出可能な事故以外は出動しないため、タイマー3は助けられる可能性のあるもののみを選択して救助活動に当たります。デンチューの正体は、機械の体に脳を移植した源造自身です。

桐島 君子（きりしま きみこ）

6年3組の副委員長。鉄雄に意地悪なことを言いますが、実は鉄雄に恋心を抱いており、のぞみと仲良くすることを快く思っていません。

田中 源造（たなか げんぞう）

鉄雄の祖父。タイマー3の装備を作った科学者。故人と思われていましたが、脳をデンチューのボディに移植し、陰ながらタイマー3をサポートしていました。

ミンミン少佐

日本国防衛軍の対テロ対策室次長。幼い頃に両親をテロで失い、テロリストに憎しみを抱いています。タイマー3をテロリストと誤解して攻撃しますが、後に真実を知り和解し、のぞみ不明後はタイマー3の一員となります。

用語

SSスーツ（スーパースピードスーツ）

着用者の速度や思考速度を100倍にするパワードスーツ。着用者には周囲の世界がほぼ静止して見えます。背中のGブースターで重力加速度を10倍にできます。

T3豆タンク（タイマースリーまめタンク）

線路上でSSタイム速度100キロ（時速1万km）以上を出す事で3分過去に戻れるタイムマシン。日本の鉄道網を利用して自身を光速化させ、ドップラーローレンツ効果で時間を遡ります。タイムスリップ後は日本の線路上のどこにでも出現可能です。

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