2003年、
モーニング娘。は15人の大所帯グループとして人気を博していました。その年の9月、新たな試みとしてメンバーを2つのグループに分割し、それぞれ「
モーニング娘。さくら組」と「
モーニング娘。おとめ組」を結成。この戦略によって、個々のメンバーの魅力をより深く掘り下げ、多様な音楽性を提示しようという意図が読み取れます。
そんな中、
2003年9月18日に発売されたのが、
モーニング娘。さくら組のデビュー
シングル「晴れ 雨 のち スキ ♡」です。この楽曲は、グループの新たな出発を象徴する、明るくキャッチーなポップソングとして、多くのファンを魅了しました。
モーニング娘。さくら組には、
安倍なつみ、
矢口真里、吉澤ひとみ、
加護亜依、
高橋愛、
紺野あさ美、
新垣里沙、
亀井絵里という、当時の人気メンバー8名が選抜されました。彼女たちの個性を活かしたパフォーマンスは、楽曲の魅力をさらに引き立て、グループとしての存在感を確立しました。
楽曲について
「晴れ 雨 のち スキ ♡」は、
つんく♂による作詞・作曲です。
つんく♂らしい、軽快で覚えやすいメロディーと、ストレートな歌詞が特徴です。タイトルにもなっている「晴れ 雨 のち スキ ♡」というフレーズは、恋の移ろいやすさと、その中で生まれる感情の複雑さを表現していると言えるでしょう。
編曲は、
鈴木Daichi秀行氏が担当。彼の卓越したアレンジセンスにより、楽曲はより一層華やかで、聴き応えのあるものとなっています。カップリング曲には、
モーニング娘。の楽曲「でっかい宇宙に愛がある」のさくら組バージョンが収録されています。こちらは、
高橋諭一氏による編曲で、原曲とはまた違った魅力を感じさせるアレンジが施されています。
また、インストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲のメロディーラインや楽器の音色をじっくりと楽しむことができます。
参加ミュージシャン
楽曲制作には、多くのミュージシャンが参加しています。
ギターとプログラミングを担当した
鈴木Daichi秀行氏、コーラスを担当した
稲葉貴子氏、そして
ギターとプログラミングを担当した
高橋諭一氏など、それぞれの技術と才能が融合することで、「晴れ 雨 のち スキ ♡」という楽曲が完成しました。
ステージ衣装
さくら組のステージ衣装は、グループ名にちなんで
ピンクの
ワンピースでした。可愛らしいデザインと、メンバーの個性を際立たせる効果的な衣装は、楽曲のイメージと見事にマッチし、パフォーマンスをさらに魅力的なものとしていました。
カバー
「晴れ 雨 のち スキ ♡」は、
安倍なつみが
2004年2月4日に発売したソロアルバム『一人ぼっち』に収録され、ソロアーティストとしての彼女の活動においても重要な楽曲の一つとなりました。
まとめ
「晴れ 雨 のち スキ ♡」は、
モーニング娘。さくら組のデビュー
シングルとして、グループの新たな一面を示すだけでなく、彼女たちの個性を最大限に引き出した、完成度の高い楽曲です。アップテンポなメロディーと、覚えやすい歌詞は、今でも多くのファンに愛され続けており、
モーニング娘。の歴史においても重要な位置を占める一曲と言えるでしょう。YouTubeなどでミュージックビデオも視聴できるので、ぜひチェックしてみてください。