曽田正人

曽田正人（そだ まさひと）

プロフィール

曽田正人は、日本の漫画家で、1968年6月18日に東京都文京区に生まれました。幼少期から漫画を描き始め、特に『ドカベン』や『サーキットの狼』から大きな影響を受けました。彼は日本大学藝術学部デザイン学科のインダストリアルデザインコースを中退した後、アシスタントとしての活動を経て、1990年に「GET ROCK」でデビューしました。その後、主に講談社、秋田書店、小学館の3社に作品を掲載し続けています。特に、彼の後の作品は、冨山玖呂との共著となっています。

主な業績

曽田正人の代表作には、以下の作品が挙げられます。

• - シャカリキ! （1992年4月 - 1995年6月、秋田書店）: 2008年に映画化。
• - め組の大吾 （1995年8月 - 1999年6月、小学館）: 小学館漫画賞や文化庁メディア芸術祭での受賞歴があり、アニメ化もされています。
• - 昴 （1999年12月 - 2002年11月、小学館）: 2009年に映画化。
• - capeta （2003年2月 - 2013年3月、講談社）: 冨山とのコラボ作品で、2005年に講談社漫画賞を受賞。
• - MOON -昴 ソリチュードスタンディング- （2007年8月 - 2011年10月、小学館）: 「昴」の続編。
• - テンプリズム （2014年5月 - 2017年1月）: 原案は瑞木奏加。
• - Change! （2017年11月 - 2019年12月）: 冨山との共作。
• - め組の大吾 救国のオレンジ （2020年10月 - 現在）: 「め組の大吾」の続編。

短編集と画集

彼はまた、短編集や画集も多数出版しています。特に、1998年に発表した「曽田正人作品集 FIRE AND FORGET」には、連載前に描かれた作品が集められており、その中で「FIRE AND FORGET」と題された作品は「め組の大吾」の原型となったものです。2002年には作画集「SUBARU」を出版しました。

影響を受けた人物

曽田正人はさまざまな著名な人物から影響を受けています。中でも、モータースポーツ界の明星であるアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらに特に強い影響を受けたと言われています。さらに、彼はラリードライバーのカルロス・サインツのファンでもあり、1994年の1000湖ラリーを観戦するためにフィンランドを訪れたエピソードもあります。

アシスタントと師匠

曽田の商業漫画家としての道のりは、彼が水彩漫画家の北崎拓のもとで学んだことから始まりました。デビュー前に北崎は自身が描く漫画やイラストをプラモデル情報冊子に寄稿しており、その冊子で曽田も作品を発表していました。

また、彼のアシスタントとしては田中モトユキや吉谷光平が名を連ねており、彼らの支えも大きかったことでしょう。

近年の活動

2023年9月5日には、総務省消防庁が創設した「消防応援大使」に任命されました。この際には、テレビアニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の声優陣とともに、その名誉ある役割を担うことになりました。

曽田正人は、数多くの作品を通して日本の漫画界に多大な影響を及ぼしてきました。彼の作品は単なるエンターテインメントに留まらず、感動や興奮をもたらす力強いストーリーやキャラクターが多く、多くのファンから愛されています。

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