最後の航海

映画『最後の航海』解説

『最後の航海』（原題：The Last Voyage）は、1960年に公開されたアメリカ合衆国のパニック映画です。監督はアンドリュー・L・ストーン。
豪華客船内で発生した爆発事故により、沈没の危機に陥った船内での人間模様を描いています。

あらすじ

洋上を航行中の豪華客船クラリドン号で、機関室の火災が発生。火はすぐに消し止められたものの、火災の熱で安全弁が溶けてしまい、やがて大爆発が発生します。
船底をはじめ船の各所に大きな損傷が生じ、クラリドン号は沈没の危機に瀕します。
乗組員たちが必死の救助活動を行う中、乗客のクリフは、危険に晒された妻ローリーと幼い娘ジルの救出に奔走します。

作品の背景

本作は、実際にスクラップとして日本に売却されたフランスの客船「イル・ド・フランス」（後の「ふらんす丸」）を使用して、大阪湾で撮影が行われました。
本物の客船を使用することで、映画にリアリティと迫力を与えています。

キャスト

クリフ：ロバート・スタック
ローリー：ドロシー・マローン
ジル：タミー・マリオ

スタッフ

監督：アンドリュー・L・ストーン

映画のポイント

豪華客船を舞台にしたパニック映画
沈没の危機に瀕した船内での人間ドラマ
* 実際に使用された客船による迫真の映像

『最後の航海』は、豪華客船という閉鎖された空間で繰り広げられる、極限状態での人間模様を描いた作品です。
パニック映画としてのスリルと、家族愛を描いた感動的なドラマが組み合わさった作品として、多くの観客を魅了しました。

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