月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜
『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』(通称:はにはに)は、
2003年にオーガストから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。このゲームは、賑やかな学園生活を舞台に、魅力的なヒロインたちとの恋愛を楽しむことを目的としています。
特徴
本作は、登場キャラクターたちの多様な人間関係や成長を描いており、プレイヤーは主人公・久住直樹となり、ヒロインたちと感情深い交流を持つことができます。また、本作では着衣のままでのHシーンが特徴であり、着衣系として多くのファンに支持されています。キャラクターデザインはおなじみのべっかんこうが担当し、グラフィック面でも高い評価を得ています。
さらに、主人公以外のキャラクターたちがフルボイスで表現されており、BGMも各ヒロインに合わせたものが用意されているため、プレイ中の没入感が高まります。これに加え、移植版では新しいシナリオやキャラクターが追加され、多くのメディア展開が行われました。
あらすじ
物語の舞台は蓮美台学園。主人公・久住直樹は、幼馴染の藤枝保奈美や従妹の渋垣茉理と一緒に通う2年生の学生。彼は両親を事故で失い、叔父夫妻の家で暮らしています。日常生活を送っていた直樹の前に、突然、学園の屋上に女の子が降ってくるという非現実的な出来事が発生します。この女の子、天ヶ崎美琴が転校生として直樹のクラスに加わり、物語は彼女との関係を中心に展開していきます。
直樹は、美琴との交流を深めながら、彼女や他のヒロインとの運命的な関係を築いていくことになります。学園生活を通じて、様々な事件に巻き込まれ、特に、ウイルス感染や時空の操作といったテーマが絡む「Operation Sanctuary」に関与していくことに。
各ヒロインのルート
- - 茉理ルート:美琴の義弟である祐介が登場し、致死性ウイルスに感染した彼に触れ合った茉理が物語の中心となります。
- - 恭子ルート:学園の養護教諭でありワクチン研究者の恭子が、直樹を救うために研究を再開させ、様々なドラマを展開します。
- - 結ルート:直樹の担任である結が、時空間を操作する装置の管理に携わり、精神的な葛藤を経て直樹との関係を築きます。
- - 文緒ルート:委員長の文緒が重要な役割を果たし、彼女との絆が深まる過程が描かれています。
それぞれのヒロインのストーリーは懸念を持ちながらも、友情や愛情が描かれており、感情豊かなシナリオが特徴です。
メディア展開
本作は、ゲームだけでなく、小説、
ドラマCD、
フィギュア、アニメと多岐にわたってメディア展開が行われており、ファンジンやさまざまなグッズも登場しています。また、
インターネットラジオ番組も放送され、より多くのファンに楽しんでもらえるコンテンツが提供されました。
まとめ
『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』は、学園生活の設定、豊かな人間関係、感情的な物語が堪能できる作品です。恋愛要素はもちろんのこと、謎めいたストーリー展開がプレイヤーの心を掴み、多くのファンに長年愛され続ける理由の一端を担っています。