月山第一トンネル

月山第一トンネルと月山第二トンネル

月山第一トンネル（がっさんだいいちトンネル）は、山形県西村山郡の西川町と鶴岡市を結ぶ国道112号に位置する重要なトンネルです。このトンネルは、月山道路の起点から数えて4番目にあり、山続く村山地方と庄内地方の境を通っています。

トンネルの概要

月山第一トンネルは1976年（昭和51年）に完成し、長さは2620メートルです。トンネルの出口付近には、登山愛好者に人気の湯殿山の登山口が近くにあります。トンネルは風光明媚な地域を通るため、周囲の自然景観を楽しむことができます。

2012年に発生した笹子トンネルの天井板落下事故を受け、月山第一トンネルとその後に説明する月山第二トンネルについても、同様に緊急点検が行われました。これにより、特に安全面での再確認が必要とされ、2013年10月15日から同年12月20日まで、夜間通行止めが実施されました。この間、通行止めは午後9時から翌朝の午前6時まで行われ、対象となる区間は、西川町の月山沢から鶴岡市の田麦俣にかけて約18キロメートルの距離でした。

国土交通省は、通行できない時間帯には山形県庄内地域と内陸地域を結ぶ迂回路として国道47号、国道13号や国道7号、国道113号などを利用することを推奨しました。この期間中、ドライバーは事前にルートを確認しておくことが求められました。

月山第二トンネル

月山第二トンネルは山形県鶴岡市にあり、月山道路の起点から数えて6番目に位置している最後のトンネルです。このトンネルは1975年（昭和50年）に完成し、全長は1530メートルです。第一トンネルが完成するよりも早く、山形地域の交通の向上に寄与する重要な役割を果たしています。

隣接するトンネル

月山トンネルは、周囲に多くのトンネルがある中で位置しています。山形方面を向かうと志津トンネル、月山第一トンネル、湯殿山トンネル、月山第二トンネル、朝日トンネルと連なっています。これらのトンネルは、登山や観光地へのアクセスを便利にし、地域住民の日常的な移動もサポートしています。

関連情報

このトンネル群は、月山の美しい自然環境を背景にしており、観光客やハイカーにも愛されています。また、月山第一トンネルと第二トンネルでは、東栗子トンネル、西栗子トンネルなども同様にその使用状況や天井板撤去工事といったメンテナンス作業が行われてきました。これにより、地域の交通インフラの安全性が保たれています。月山周辺は四季折々の特性があり、訪れる人々にさまざまな体験を提供しています。

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