月曜ドラマ・イン

月曜ドラマ・イン

『月曜ドラマ・イン』は、テレビ朝日系列で1991年から2000年まで毎週月曜の20時から放送されていたドラマの枠です。この番組は、もともと大阪・朝日放送（ABC）が制作したバラエティ番組などが放送されていた枠から、ドラマに転換される形で誕生しました。1991年10月からスタートし、1992年4月には制作局がテレビ朝日に移行しました。

この枠では、当初は1話完結の短編ドラマが多く放送されましたが、1993年からは連続ドラマが登場し、ドラマとしての幅を広げていきました。このような変化により、視聴者の関心を集める作品が増えていったものの、視聴率は常に10%以下で推移していました。そのため、2000年の春改編では月曜20時枠が金曜23時に移動し、新たに『スポコン!』というスポーツバラエティ番組が月曜の枠に登場しました。

『月曜ドラマ・イン』は、特に若手の俳優や女優が多数出演することで知られ、多くの若手にとっては重要な登竜門となっていました。放送終了後に人気を博した俳優が多く、視聴者にとっても新たな才能を発見する機会となっていました。

番組の内容は主に若者や中高生をターゲットにしており、作品の中には少女漫画を原作とするものもたくさんありました。特に毎年1月期にはバレンタインをテーマにした作品が多数放送される傾向があり、視聴者からの人気を集めていました。

放送された主な作品

この枠で放送された作品は、時期によって様々ですが、1991年に放送された『ダウンタウン探偵組'91』や1992年からの『本当にあった怖い話』が初期の代表的な作品として知られています。その後も、『柴門ふみセレクション』や『いちご白書』、さらには『南くんの恋人』など、多彩なジャンルの作品が制作されていきました。特に『いちご白書』は、当時人気だった歌手や俳優が多く出演し、話題を呼びました。また、バラエティに富んだ出演者が勢揃いし、視聴者を楽しませました。

1997年には『ガラスの仮面』という作品が放送され、これは原作を持つ人気漫画が基になっています。また、1998年の『スウィートデビル』や1999年の『あぶない放課後』など、トレンドを取り入れた作品も多く放送され、視聴者の関心を引きました。2000年には『月下の棋士』が最後の作品として放送され、『月曜ドラマ・イン』は幕を閉じました。

このように、『月曜ドラマ・イン』は創成期からさまざまな挑戦を続け、若手俳優たちが一躍スターダムへと上がるきっかけを与えた重要な枠であったと言えます。

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