月曜ワイド劇場

月曜ワイド劇場の歴史

『月曜ワイド劇場』は1982年10月4日から1986年9月22日まで、テレビ朝日系列で放送されていたテレビドラマ・映画番組です。このプログラムは、毎週月曜日の夜に放送され、最初は21:02から22:48の時間帯に、1985年10月以降は20:02から21:48に変更されました。

番組の背景

この番組は1981年10月から1年間放送されていた『ゴールデンワイド劇場』の後継として位置づけられ、主に2時間のドラマを中心に放送していました。特に映画作品も不定期ではありますが放送され、様々なジャンルのエンターテインメントを提供していました。しかし1985年の秋改編により、視聴率が10%前後に低迷することとなり、1時間枠での放送を余儀なくされました。この結果、一部作品は『月曜ミニワイド劇場』と改称されて放送されました。1986年9月に番組は終了し、後番組として1時間ドラマ『月曜ドラマ9』が編成されました。

放送形式

番組は通常のドラマ放送に加え、毎回の放送作品についての予告を、
21時から21時02分の間にVTRで放送し、これが後に『今夜の月曜ワイド劇場』に改名称されました。このコーナーではスタジオから女性アナウンサーが作品のポイントを紹介していました。1985年から放送時間が変更された影響で、予告コーナーの放送時間も短縮されました。

オープニングと音楽

オープニング映像は、白色の番組ロゴが波紋の中から浮かび上がるスタイルで始まりました。バイオリンによる落ち着いた音楽が流れ、視聴者を引き込む演出が施されています。特別企画の場合、金色のロゴの周りに特別企画を示す文字が表示されることもありました。

制作と視聴率

ドラマの制作は主にテレビ朝日が担っていましたが、一部は朝日放送が手掛けた作品も存在しました。視聴率は放送開始当初は比較的好調であったものの、特に1985年からは視聴率が低迷し、放送枠の変更が響いた形となりました。このため、特にドラマのエピソードが1時間枠に縮小されるケースも出てきました。

放送の特徴

この番組は実録犯罪シリーズなどを取り扱うこともあり、初期の頃には「犯罪実録シリーズ」と名付けられていました。実際の事件を基にした作品は、特別な注意書き付きで放送され、視聴者に向けた警告メッセージが流れることもありました。放送当時、ドラマの再放送も行われることがあり、視聴者は過去の人気作品を再度楽しむ機会がありました。

最後に

『月曜ワイド劇場』は、1980年代の日本のテレビドラマにおいて重要な役割を果たした番組でした。多くの視聴者に愛され続けた傑作ドラマや映画の数々は、今でも多くの人々の記憶に残っています。そしてこの番組の終了をもって、テレビ朝日の月曜夜のドラマ枠の歴史にも一区切りがつきました。

もう一度検索