有吉佐織

有吉佐織のプロフィール

有吉佐織（ありよし さおり）は1987年11月1日生まれで、佐賀県佐賀市の出身です。彼女は現在、アルビレックス新潟レディースに所属しており、日本女子サッカーの元代表選手としても広く認知されています。ポジションはディフェンダーおよびミッドフィールダーで、日本プロサッカー選手会の理事も務めています。

キャリアの初期

有吉は小学4年生のときに兄の影響を受けてサッカーを始め、男子チームでプレーしました。その後、女子サッカー部が存在しない中学校では、社会人のチームである「ヤング・ミッチーズ」に入団します。中学時代には九州大会での活躍が認められ、神村学園中等部に転校。その後、高校でも神村学園に進学し、2006年には日本体育大学に進学しました。

大学在学中は、2008年に代表のトレーニングキャンプに参加し、特別指定選手として東京電力女子サッカー部マリーゼに登録。その後、関東大学女子サッカーリーグ一部ではMVPを獲得し、インカレでは早稲田大学に対して先制ゴールを決め、日体大の2連覇に貢献しました。彼女の大学時代の先輩には川澄奈穂美がいます。

シニアキャリア

大学を卒業した2010年に日テレ・ベレーザに入団。初めはフォワードとしてプレーしていましたが、その後サイドバックにコンバートされ、両サイドをこなせる選手として活躍します。2013年と2014年には、なでしこリーグのベストイレブンに選ばれています。

2021年には、大宮アルディージャの女子チーム、大宮アルディージャVENTUSに移籍しました。2023年には日本プロサッカー選手会の理事に就任し、現役女子選手として初めての位置づけを得ています。さらに同年の契約満了後、7月にはアルビレックス新潟レディースへの加入が発表されました。

代表歴

有吉は2012年にアルガルヴェ・カップでノルウェー戦に初出場。その後、ロンドンオリンピックのバックアップメンバーにも選出されました。2015年にはFIFA女子ワールドカップカナダ大会に出場し、ここで代表初ゴールを記録。準決勝戦ではペナルティキックを獲得し、チームの決勝進出に貢献しましたが、最終的にはアメリカに敗れて準優勝となりました。

2016年にはリオデジャネイロオリンピックのアジア最終予選に選出されますが、チームは出場権を逃しました。さらに、2017年には練習中に膝の靭帯を損傷し、約8ヶ月のリハビリを余儀なくされました。

個人成績

クラブでのキャリアとしては、2008年に日本女子サッカーリーグへデビューし、その後何度もリーグ戦で活躍しました。WEリーグへの初出場は2021年でした。代表としては、ノルウェーとの初戦以来、多くの国際大会に参加しており、彼女の活躍は多岐にわたります。

タイトルと個人賞

クラブチームでは、日体大時代に全日本大学女子サッカー選手権大会で2回の優勝、日テレ・ベレーザでは数多くのリーグタイトルを手にしました。卓越したプレーにより、なでしこリーグのベストイレブンにも選出されています。国家代表チームとしても、AFC女子アジアカップをはじめとする数々のタイトル獲得に貢献しました。

結論

有吉佐織は、その多才さと高いスキルで女子サッカー界において重要な存在となっています。彼女の挑戦はまだ続いており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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