有町紗央里

有町 紗央里について

有町紗央里（ありまち さおり）は、1988年7月12日に福井県坂井市で生まれた元女子サッカー選手で、現在はサッカー指導者として活躍しています。彼女は主にフォワードのポジションでプレーしました。

サッカーの始まりとキャリアのスタート

有町は双子の妹である紗也香と共に、小学校3年生の時に長畝FCでサッカーを始めました。その後、彼女のサッカーへの情熱は深まり、2007年に福井工業大学付属福井高等学校を卒業後に大原学園JaSRA女子サッカークラブに入団。サッカー界で本格的にキャリアを築く第一歩を踏み出しました。

翌年の2008年には岡山湯郷Belleに移籍し、ここからさらに成長を続けていきました。2013年9月には、日本女子代表（なでしこジャパン）に初めて選出され、国際舞台での活躍も期待されるようになります。

プロとしての挑戦と怪我

2015年には、ベガルタ仙台レディースに移籍し、充実したサッカー人生を送っていました。しかし、2017年1月に日本女子代表候補のトレーニングキャンプに招集されるも、怪我のために参加できなくなってしまいました。この怪我は長引くものであり、同年には一度もピッチに立つことができませんでした。翌年の2018年6月には、なでしこリーグカップ第7節にて復帰を果たし、自身のサッカーキャリアを再開しました。

引退後の道

有町は2018年にJFA・公認C級コーチライセンスを取得し、翌2019年にはB級ライセンスも取得しました。2020年シーズンをもって現役を引退することを発表し、その後、2021年1月にはマイナビ仙台レディースアカデミーのコーチに就任しました。また、同年2月にはU-16日本女子代表のコーチに選ばれ、選手たちの育成にも力を注いでいます。

代表歴と受賞歴

有町は多くの国際大会に参加し、特に2013年9月22日には日本女子代表として初出場を果たしました。彼女はU-19日本女子代表やU-20日本女子代表としても活躍し、2008 FIFA U-20女子ワールドカップにも出場しています。さらに、EAFF東アジアカップ2015にも選出されるなど、彼女のプレーは多くの場面で評価されました。

個人成績

有町は岡山湯郷Belleに所属していた際、2014年になでしこリーグのレギュラーシリーズで優勝するというタイトルも獲得しました。これにより、彼女はクラブとしての成果だけでなく、個人としても重要な実績を残しています。

まとめ

有町紗央里は、選手としての成功を収めた後、指導者として新たな挑戦を続けています。彼女の経験が今後の日本女子サッカーの発展にどのように寄与するのか、ますます注目が集まっています。

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