有馬翔

有馬 翔（ありま しょう）

有馬翔は、1990年6月5日に宮崎県宮崎市で生まれた元プロ野球選手で、主に投手として活躍していました。彼の野球キャリアは多岐にわたり、魅力的なプレースタイルで多くのファンを魅了しました。

経歴

プロ入り前

有馬は中学生時代に、地元宮崎のリトルシニアに所属し、3年生の時には日本代表にも選ばれる実力を示しました。彼の成長期には、後のプロ選手となる仲間たちと共に切磋琢磨し、日南学園高校に進学しました。高校時代には第89回全国高等学校野球選手権大会に宮崎県代表として出場。しかし、常葉菊川高校との対戦で延長戦に持ち込むも惜しくも敗退。その後も宮崎商業高との決勝で敗北を喫し、プロへの道に試練を感じながらも強い意志を持ち続けていました。

ソフトバンク時代

2008年、福岡ソフトバンクホークスからの指名を受けプロ入りを果たします。ルーキーイヤーには、利き腕の左肘に問題が生じ手術を受けるなど試練が続きました。2011年には戦力外通告を受け、再契約を果たすも、再び戦力外となります。しかし、2013年には支配下選手となり、一軍での登板チャンスを得ました。公式戦において3試合に登板したものの、同年10月には再び契約解除となります。

楽天時代

ソフトバンクでの経験を経て、2013年には東北楽天ゴールデンイーグルスに育成選手として入団しました。しかし、2014年には再び戦力外となり、プロ選手としてのキャリアに一旦の区切りを迎えました。

社会人野球時代

プロ野球の厳しい環境を乗り越えた彼は、2015年から埼玉の新波というクラブチームに参加し、投手コーチの役割をも担いながら指導者としても活動。2021年には、野球教室「ベースボールスクール・ファインズ」の指導員として若い選手の育成に尽力しています。

選手としての特徴

有馬のプレースタイルは、最速145km/hのストレートに加え、多彩な変化球が特徴です。スライダーやカーブ、フォーク、チェンジアップなどの技術を駆使し、2012年には新たにスクリューを習得し、勝負球として使用していました。ドラフト指名時には同県出身の選手をライバル視し、対戦したい打者として出身高校の先輩である赤田将吾を挙げていました。実際には赤田との対戦機会は訪れませんでしたが、その思いを胸に投手としての挑戦を続けました。

詳細情報

• - 初登板：2013年4月20日 対オリックス・バファローズ
• - 初奪三振：同上、伊藤光からの空振り三振
• - 背番号：33（2009年 - 2011年）、140（2012年 - 2013年4月10日）、62（2013年4月11日 - シーズン終了）

代表歴

• - 2012年アジアウインターベースボールリーグ NPB選抜

有馬翔の情熱と努力は、彼を支えた多くの仲間と共に、今も野球界に影響を与え続けています。彼の挑戦は、これからも多くの人々に勇気を与えるでしょう。

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