朝から音楽めいっぱい!!サンデーモーニングワイド

朝から音楽めいっぱい!!サンデーモーニングワイド

「朝から音楽めいっぱい!!サンデーモーニングワイド」は、1980年4月から1987年10月までニッポン放送で放送されていたラジオ番組です。この番組は、日曜日の朝に5時間という長時間にわたって音楽を楽しむことを目的とした内容となっていました。

番組の設立背景

この番組がスタートする以前の1979年には、音楽に関連したランキング番組やリクエスト番組が数多く存在していました。そうした流れを受けて、1980年4月からは、日曜日の午前7時から11時までの時間帯を1つの枠としてまとめ、音楽をメインに届けることに決定されました。この形式は、リスナーに音楽を楽しみながら情報を提供することを目的としていました。

視聴者とのつながり

「朝から音楽めいっぱい!!サンデーモーニングワイド」では、音楽放送の合間にニュース、天気予報、交通情報なども提供され、また様々な番組が生放送で行われていました。ポイントは、パーソナリティとのトークが豊富で、リスナーとの距離感を縮める工夫がなされていたことです。

パーソナリティと番組構成

初代のパーソナリティである塚越孝を筆頭に、くり万太郎、堂尾弘子、そして日髙のり子といった多彩な顔ぶれが登場しました。特に日髙のり子が4代目パーソナリティとして加わった時点で、タレントとしてのエッセンスが一層加わり、番組の雰囲気が明るくなりました。彼らは午前7時から始まる「サンデー・ベスト・ミュージック」などの各番組にて、生放送での対話形式を維持しつつ、リスナーを楽しませる内容を提供していました。

番組内容と音楽

この5時間の中では、音楽番組が進行し、リクエスト曲や新曲を扱った「サンデー新曲ベストテン」など、多彩なプログラムが展開されました。また、オープニングテーマ曲にはデイヴ・グルーシン作の「Electro-Phantasma」が使用されており、リスナーにとって「朝から音楽めいっぱい」というコンセプトを存分に表現していました。

終了とその後

1987年に番組枠が終了し、翌週からは新たに「スーパー電リクサンデーヒットパラダイス」がスタートすることとなりました。このように、時代と共に変化するラジオ番組の中で、約7年半の間にわたり多くのリスナーに愛された「朝から音楽めいっぱい!!サンデーモーニングワイド」は、単なる音楽番組の枠を超えた存在となりました。リスナーにとって特別な日曜日の朝の定番だったことを思い起こさせる、温かな記憶を残しています。

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