朝まで歌つるべ

朝まで歌つるべ

『朝まで歌つるべ』は、テレビ朝日で2003年から2007年にかけて放送された深夜のバラエティ番組です。この番組は、長寿番組である『朝まで生つるべ』から派生し、笑福亭鶴瓶とTHE ALFEE|THE_ALFEEの坂崎幸之助が司会を務め、毎回異なるゲストを迎えてフォークソングの弾き語りとトークを展開するスタイルが特徴でした。

番組の始まり

本番組の原点は、2002年12月30日に放送された『朝まで生つるべ』にさかのぼります。この特番では、ゲストとして参加した坂崎氏が鶴瓶氏の軽妙なトークに合わせてフォークソングを披露しました。この様子に感銘を受けた鶴瓶氏は、ぜひともこのスタイルをレギュラー化したいと考え、2003年に『朝まで歌つるべ』が始まる運びとなりました。以降、坂崎氏は固定メンバーとして常に出演することとなり、安定したトークの相手となっていきました。

番組の形式

『朝まで歌つるべ』では、各回ごとに選ばれたゲストと共に、スタジオ内でリラックスした雰囲気の中、弾き語りセッションが行われました。ゲストが選ぶ楽曲は多彩で、古き良きフォークソングから新しい曲までが取り上げられ、視聴者にとっても楽しみな内容となっていました。さらに、トークではその曲にまつわるエピソードや思い出が語られ、音楽の背後にある人間ドラマを垣間見ることができる貴重な時間でもありました。

なかでも、2004年11月21日の放送回では、ゲストの山口智充氏と清水ミチコ氏が繰り広げるものまね芸が妙に盛り上がり、それを受けて鶴瓶氏が「次はマネつるべをやったら良い」と冗談めかして提案したことも話題になりました。残念ながら、その後に実現することはありませんでしたが、視聴者の期待を交えた面白い提案であったのは間違いありません。

歴代ゲストの魅力

番組には多くの魅力的なゲストが招かれました。イッセー尾形氏や佐野史郎氏、山口智充氏、清水ミチコ氏、徳光和夫氏、井ノ原快彦氏（20th Century）、さらには戸田恵子氏や加藤和彦氏など、ジャンルを超えた多彩な顔ぶれが出演し、それぞれのスタイルで番組を彩りました。彼らの登場は、視聴者に新しい発見をもたらすと同時に、番組の魅力を一層引き立てていました。

総括

『朝まで歌つるべ』は、音楽とトークが融合したユニークなバラエティ・形式で、多くの視聴者に愛され続けていました。この番組の放送を通じて、音楽の楽しさと、人同士がつながる喜びを再確認した方も多いのではないでしょうか。全体を通じて、和やかな雰囲気とともに、フォークソングの温かみが視聴者を癒してくれる素晴らしい番組でした。

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