朝日新聞名古屋本社

朝日新聞名古屋本社の概要

朝日新聞名古屋本社は、愛知県名古屋市に位置し、主に東海地方（愛知、岐阜、三重）向けに朝日新聞を印刷・発行している組織です。その起源は、1924年に大阪朝日新聞が発行した付録紙『東海朝日』にまで遡ります。名古屋本社は、一般的な総局とは異なり『報道センター』としての形態を取り、地域に密着した報道を行っています。

業務について

元々、名古屋本社版の紙面制作は名古屋で独自に行われていましたが、現在では東京本社がその役割を担っています。名古屋本社版の題字や創刊からの号数は、大阪本社版と共通で使用されています。さらに、2023年5月1日からは全域で夕刊が廃止され、朝刊のみの発行に移行しました。

名古屋本社は富山県向けの新聞を1989年から2011年まで印刷していましたが、その後は大阪本社に戻されました。

夕刊の変遷

名古屋本社では、夕刊の表記は「東海 Evening」でしたが、2012年10月には土曜日の夕刊が廃止され、別刷りの「asahi+C」が発行されるようになりました。この変更は、読者のライフスタイルの変化や新聞販売店の労働環境の改善に対応したものです。その後も、カスタマーのニーズに応じて夕刊は廃止され、朝刊のみの統合版として発行されています。

歴史的背景

朝日新聞名古屋本社の流れは、1935年に大阪朝日新聞名古屋支社が設立されたことから始まりました。その後、1940年に中部本社に改称、1942年には一時的に印刷・発行を休止し、その後1950年に活動を再開しました。1955年には名古屋本社という名称になり、1962年には名古屋放送の設立にも関与しました。

組織の構成

本社は愛知県名古屋市中区栄に位置しており、岐阜県と三重県にも管轄を持っています。また、名古屋本社は複数の支局を持ち、地域に密着した報道を展開しています。印刷工場は愛知県北名古屋市にあります。

番組表と媒体連携

名古屋本社版の中には、テレビやラジオの番組表が含まれており、地域メディアとの連携も密接です。特に、NHK系の番組やメ〜テレなどの地方番組が取り上げられています。また、過去にはSKE48の連載も行っており、地域文化の発信にも力を入れています。

現在の展望

朝日新聞名古屋本社は、地域情報の提供を通じて、愛知・岐阜・三重の読者に信頼されるメディアを目指しています。今後も変わりゆくメディア環境に対応しながら、地域に根差した報道を続けていくことが期待されています。

もう一度検索