朝銀西信用組合

朝銀西信用組合の概要

朝銀西信用組合（ちょうぎんにししんようくみあい）は、岡山県岡山市北区に本店を構える日本の信用組合です。この組合の本部は広島県広島市南区に設置されています。特筆すべき点は、在日朝鮮人系の信用組合であり、日本の信用組合の中では「朝銀」の名称が付くものとしては唯一現存しています。

沿革

朝銀西信用組合の歴史は1962年7月20日に始まります。当初は「岡山中央信用組合」として設立され、その後1974年5月7日には「朝銀岡山信用組合」（第1期）に名称が変更されました。1975年9月29日に本店が現在地に新築移転し、1976年9月1日には名称を「岡山朝鮮信用組合」へ改称しました。

1988年6月1日、再び名称が「朝銀岡山信用組合」（第2期）に戻りました。その後、1999年10月12日には他の朝銀系の信用組合と合併し、「朝銀西信用組合」となったことで、愛媛県に本店を置く信用組合は消滅しました。

さらに、2001年11月26日には、経営破綻した朝銀福岡、山口、広島、島根、長崎の5つの信用組合の事業を譲り受け、2002年9月9日には長崎支店を佐賀支店に統合し、長崎県からの店舗をなくしました。

その後も組合は再編成を行い、2004年7月19日には本部組織を岡山市から広島市の広島支店内に移転し、11月22日には島根支店を廃止しました。また、2005年2月14日にはインターネットとモバイルバンキングを開始し、デジタル化への対応を進めました。2018年6月29日には営業区域に鳥取県と熊本県を追加しました。

2021年10月4日には熊本支店を開設し、2023年10月10日には山口支店を移転、新山口支店とし、宇部支店を統合するという再編成を行いました。

事業区域

現在、朝銀西信用組合は岡山県をはじめ、香川県、愛媛県、大分県、佐賀県、福岡県、山口県、広島県、島根県、長崎県、鳥取県、そして熊本県全域をその事業区域としています。

この信用組合は、地域社会への貢献を重視し、在日朝鮮人系の金融機関として独自の役割を果たしている点が注目されています。朝銀西信用組合は、設立から現在に至るまで多くの変遷を経て、地域経済の一端を支える存在として運営され続けています。

関連項目

• - 日本の信用組合一覧
• - 朝銀信用組合

外部リンク

• - 朝銀西信用組合
• - 朝銀西信用組合データ（金融庁）

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