朝霞地区一部事務組合

朝霞地区一部事務組合の概要

朝霞地区一部事務組合は、埼玉県に位置する朝霞市、志木市、和光市、および新座市の4つの市によって設立された行政的な組織です。この組合は、地域の安全を守るための消防業務や、障害者に対する支援、そしてし尿処理など、多様な事務を担当しています。

組織の構成

組合の中心に位置するのは、朝霞市溝沼一丁目の朝霞消防署内にある事務所です。組合は組合議会によって運営されており、各市から選ばれた20人の議員が在籍しています。議員の内訳は、各市から5人ずつ選出されます。さらに、組織の実務を担う執行機関も設置されており、管理者1名、副管理者4名が協議の上で選出され、二人の監査委員がその活動を監査しています。

組合設立の歴史

朝霞地区一部事務組合の起源は、1961年にさかのぼります。当初はし尿処理を目的とした組合が設立され、その後1964年に名称が「朝霞地区衛生組合」に変更されました。1988年には現在の名称に改められました。このように、組合は地域住民のために様々なサービスを提供するために発展してきました。

主な事務内容

消防事務

朝霞地区一部事務組合では、常備消防に関する業務を行っています。埼玉県南西部消防局として、消防本部を設けており、消防車両の整備や救急活動に従事しています。2021年の段階で所有している消防車両は多岐にわたります。通常の消防ポンプ自動車や救急自動車はそれぞれ多数保有しており、災害時に迅速に対応できる体制を整えています。

障害者支援

組合は、障害者支援施設「すわ緑風園」も運営しています。この施設では、知的障害者が社会適応に向けた訓練を受けることができます。設立以来、地域の障害者を支援する重要な役割を果たしています。

し尿処理

し尿処理も重要な業務の一つです。専用の処理場が設置されており、各市から集められたし尿を衛生的に処理しています。この処理場は1964年に設立され、地域の衛生維持に寄与しています。

消防活動の沿革

朝霞地区の消防活動は、1990年代から広域消防の取り組みを始め、1998年には南西部消防本部が設立されました。それ以降、様々な災害時には緊急消防援助隊が派遣されるなど、地域の安全を守るための活動が続けられています。また、相互応援協定を締結することで、隣接する自治体との連携を強化しています。

まとめ

朝霞地区一部事務組合は、地域の住民の安全と福祉の向上を目指して、消防業務、障害者支援、し尿処理などの業務を行っています。この組織があることで、地域社会は一層安全で住みやすい環境になっていると言えるでしょう。

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