木村健一郎

木村健一郎の経歴と政治活動

木村健一郎（きむら けんいちろう、1952年8月20日生まれ）は、日本の政治家であり、司法書士、行政書士、土地家屋調査士としても活動しています。彼は山口県周南市の市長を2期にわたり務め、また山口県議会議員としても1期在職していました。

生い立ちと教育

木村氏は山口県徳山市（現在の周南市）に生まれ育ち、山口県立徳山高等学校を卒業後、早稲田大学法学部に進学しました。大学卒業後、司法書士としての資格を取得し、地元の徳山商工会議所青年部の会長を務めるなど、地域経済活動にも積極的に関わっていました。

政治活動のスタート

彼の政治キャリアは、2003年に山口県議会議員選挙に無所属で挑戦したことから始まります。この選挙では、定数4の選挙区に9人が立候補する激しい競争の中、4位で初当選を果たしました。彼は「新政クラブ」に所属し、地域のまちづくり運動に積極的に取り組みました。後に、当時の徳山市長から助役就任の打診を受けましたが、行政経験の不足を理由に辞退しました。

周南市長選挙への挑戦

2011年には周南市長選挙に初めて立候補します。従来の経済界の支援がない中、地元住民との接点を重視した選挙活動を展開し、現職の島津幸男を破り初当選を果たしました。以降、2015年にも再選し、周南市の行政に携わりました。

行政改革と再選の背景

彼の市長在任中には、地域の活性化を目指した様々な施策が進められました。しかし、2018年に発生した徳山動物園のリニューアルに絡む官製談合事件が影響を及ぼし、問題視されることとなりました。この事件を受け、元自民党県議である藤井律子が市長選への立候補を表明し、2019年の市長選では木村氏は藤井に敗れ、再選はかなわず落選しました。

しゅうニャン市プロジェクト

2016年には、「しゅうニャン市」に改称するエイプリルフール企画が好評を博し、これを基にした「しゅうニャン市プロジェクト」が2017年からスタートしました。この企画は市の愛称として定着を目指し、市の知名度向上に寄与しました。しかし、経済的負担や品格に対する批判の声が上がり、2019年の市長選における争点となりました。木村氏は推進派でしたが、選挙での敗北によりプロジェクトは終了しました。

著書

木村健一郎氏は、2021年に『台湾を目覚めさせた男 児玉源太郎』を出版しており、政治家としての活動に加え、著述活動も行っています。

外部リンク

彼の後援会やSNSアカウントで最新の情報を確認できます。

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