木村 優人(きむら ゆうと)
木村優人は、
2005年6月1日生まれの
茨城県土浦市出身の
プロ野球選手で、千葉ロッテマリーンズに所属する右投右打の
投手です。彼の野球人生は、小学校時代から始まり、地元チームでのプレーを経て、次第にその才能を開花させていきました。
経歴
木村選手は、土浦市立斗利出小学校に在籍していた1年生のときに、地元の『斗利出ベアーズ』で野球を始めました。6年生時には、『藤沢イーグルス』でプレーし、その後は霞ヶ浦高校附属中学校で『霞ヶ浦高校附属ボーイズ』に所属。中高一貫の教育を受ける霞ヶ浦高校に進学し、そこで彼の野球キャリアが本格化しました。
霞ヶ浦高校では、1年目の夏にはベンチ入りし、数試合にリリーフで登板。以降は、マウンドに立たない試合でも「3番・右翼」として出場し、打撃でも存在感を示しました。特に2年生の秋からはエースとしての役割を果たし、3年生の春には茨城大会で自己最速の145km/hを計測します。3年の夏には、同大会の準決勝を突破し、決勝戦では8回まで無失点で抑えたものの、9回に逆転を許し、惜しくも夢の甲子園出場は果たせませんでした。
その後、木村選手はU-18ワールドカップ日本代表に選ばれ、3試合でリリーフ登板を果たし、防御率1.60を記録。日本チームの優勝に大きく貢献しました。
プロ入り
2023年10月26日に行われたプロ野球ドラフトで、木村選手は千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、11月16日に契約金5000万円と年俸600万円で仮契約を結びました。背番号は53に決まり、プロとしての新たな一歩を踏み出しました。
選手としての特徴
木村選手は、肘を柔らかく使った腕の振りから投げ下ろすストレートが非常に特徴的で、最速145km/hを記録しています。また、カットボール、カーブ、スプリット、ツーシームなど、多彩な変化球を投じることができるため、打者にとっては非常に厄介な存在です。高校時代は
投手としてだけでなく、「3番・右翼」としてもプレーする二刀流としての実力を示しました。
家族
木村選手は3兄弟の末っ子で、2人の兄も同じく霞ヶ浦高校出身の野球選手です。兄たちと共に高校時代には、夏の大会で
土浦日本大学高等学校に敗れ、甲子園出場の夢は叶わなかったものの、兄弟揃って高いレベルで競い合いました。
詳細情報
木村優人は、将来を期待される若手選手の一人として、今後の活躍から目が離せません。彼の成長を見守りながら、千葉ロッテマリーンズを応援していきたいですね。