木村卓斗とは？意味をやさしく解説 - サードペディア百科事典

木村卓斗（きむらたくと）

木村卓斗は、2000年 5月16日生まれのプロサッカー選手で、東京都世田谷区に生まれ育ちました。現在、Jリーグのヴァンフォーレ甲府に所属しており、ポジションはミッドフィールダーおよびディフェンダーです。

来歴

プロ入り前

卓斗は小学5年生の頃から横浜F・マリノスの下部組織に参加し、そこからサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。ユース時代には右サイドバックのポジションでプレーし、特に高校3年生の2018Jユースカップでは決勝戦で重要なゴールを決め、チームの優勝に大きく貢献しました。この大会では、同期の選手たちとともに高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東のタイトル獲得に寄与しました。

その後、東京都立雪谷高等学校を卒業し、明治大学の政治経済学部に進学しました。大学でのサッカー部では、右サイドバックには先輩の常本佳吾がいた影響で、2年生時にボランチへのポジション変更を薦められることになります。この変更が実を結び、彼は大学の先輩である安部柊斗からの指導を受け、後の4年次になると関東大学サッカーリーグ戦でベストイレブンに選出されるほどの実力を身に付けました。

4年次の春には、横浜F・マリノスのJエリートリーグに招集されてスターティングメンバーとして出場。この年の7月21日には横浜F・マリノスへの加入が発表され、彼自身の目標が達成された瞬間でした。しかし、9月1日には特別指定選手として登録されたものの、10月22日には関東大学サッカーリーグ戦での負傷により大学サッカーを終えることとなりました。

横浜F・マリノス

2023年、ようやく横浜F・マリノスに正式に加入した卓斗は、同クラブのユース出身者の中で大学経由で加入するのは高野遼以来6年ぶりのこととなりました。彼のプロキャリアは新たな一歩を迎え、2023年7月には愛媛FCへの期限付き移籍が発表され、2023年12月にはヴァンフォーレ甲府に移籍が決まりました。

プレースタイル

卓斗はユース時代から大学1年次までは右サイドバックとしてプレーし、その後大学2年次以降はボランチに特化してきました。これにより、彼は両ポジションならびに偽サイドバックとしてもプレー可能な選手となっています。170cmという身長ながら、フィジカルや球際の強さが特徴であり、ミドルシュートも得意とし、ハードワークを厭わない姿勢が評価されています。