木村博之 (サッカー審判員)

木村 博之

木村博之（きむら ひろゆき、英: KIMURA Hiroyuki）は、日本のサッカー審判員で、北海道サッカー協会に所属しています。1982年1月30日に千葉県で生まれ、彼のサッカーとの関わりは、1991年に手稲鉄北サッカースポーツ少年団に入団したことが始まりです。中学校と高等学校ではサッカー部に所属し、サッカーをプレーしていました。

学歴と職歴

彼は札幌市立前田中学校と北海道札幌稲雲高等学校を卒業後、北海学園大学に進学しましたが、そこでの学びが自分の志向に合わないと感じ、在学中にサッカー審判員を目指すことに決めます。2005年には大学を中退し、日本郵便株式会社に契約社員としてバイクで郵便配達を行いながら、2年間をこの仕事で過ごしました。その後、Jリーグ審判員になるため、土日祝が休みになる支店の事務担当に転職し、2012年まで石狩支店で勤務しました。

審判資格の取得

木村は2000年に4級審判員の資格を取得し、その後2004年に2級を、2006年には1級審判員の資格を得ました。その後、JFAレフェリーカレッジに参加し、レフェリーとしての技術を磨きました。彼は2008年にJ2リーグ戦でデビューし、6試合を裁く経験を積んでいきます。

Jリーグでの活躍

2010年からはJ1リーグの担当となり、この年にはJ1リーグで10試合、ヤマザキナビスコカップ戦で3試合、第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会で3試合の主審を務めました。2011年度には、第90回全国高等学校サッカー選手権大会の決勝戦を裁くなど、着実にキャリアを重ねています。2012年には、日本サッカー協会とプロフェッショナルレフェリー契約を結び、さらなる飛躍を図ります。

国際審判員へ

また、木村は2014年に国際審判員としても登録され、より多くの国際試合や重要な試合の専門審判として活躍しています。これにより、彼の審判としてのブランドと信頼性は一層強化されました。

主な出場記録

• - Jリーグ(J1)初主審: 2010年5月5日、ジュビロ磐田対サンフレッチェ広島戦
• - Jリーグ(J2)初主審: 2008年5月18日、水戸ホーリーホック対愛媛FC戦
• - Jリーグ(J3)初主審: 2016年7月10日、セレッソ大阪U-23対ガンバ大阪U-23戦
• - Jリーグカップ戦初主審: 2010年3月31日、アルビレックス新潟対ベガルタ仙台戦

その他の公式戦と国際試合

木村博之は国内外で数多くの公式戦を裁いてきたため、彼の経験は非常に豊かです。全国高等学校サッカー選手権やJ2・J3入れ替え戦、数々のカップ戦など、多岐にわたって活動しています。そして、AFCチャンピオンズリーグの試合などでも精力的に活動しています。

結論

木村博之は、地道な努力で多彩な経験を積み重ねながら、日本のサッカー審判界で確固たる地位を築いてきました。彼の情熱と献身は、今後のサッカー界においても大いに期待されるところです。

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