木村昌丈

木村 昌丈（きむら まさたけ）

木村昌丈は、1990年5月1日生まれの茨城県守谷市出身のプロハンドボール選手です。彼は日本ハンドボールリーグの大崎電気に所属し、さらにはメディア活動にも従事していることで知られています。

経歴

木村は常総市立鬼怒中学校に在籍中の2005年、JOCジュニアオリンピックカップにてオリンピック有望選手として選出され、その才能が早くから注目を集めました。以降、茨城県立藤代紫水高等学校では、2008年に開催された第3回男子ユースアジア選手権の日本代表に選ばれ、さらに高校卒業後、日本体育大学に進学しました。

大学時代、彼はスポーツでの優れた成績を収め、特に2010年の関東学生ハンドボール・秋季リーグでは優秀新人賞を得ました。また、同年の全日本学生ハンドボール選手権大会では特別賞を受賞するなど、注目の選手としての地位を確立しました。2011年には春季リーグおよびインカレで優秀選手に選ばれ、2012年には春季リーグで最優秀選手賞を受賞し、秋季リーグでも優秀選手に選ばれました。この年のインカレでも2年連続の優秀選手賞を手にしました。

2013年に日本ハンドボールリーグの大崎電気に加入し、背番号の「16」をつけて競技を開始。初シーズンの2013-14年シーズンには14試合に出場しました。翌2014-2015年のシーズンからは背番号を「12」に変更し、守護神の浦和克行選手が退職後は彼が主力を務め、全16試合に出場。このシーズンのプレーオフでは決勝戦で大同特殊鋼に敗れながらも殊勲選手賞を受賞しました。

2015-16年のシーズン中にはリオ五輪アジア予選の日本代表に選出され、出場試合数が11試合に減少しましたが、プレーオフ決勝では驚異のシュート阻止率.512を記録し、チームの優勝に大きく貢献しました。この活躍により最高殊勲選手賞を獲得しました。

さらに2016-17年シーズンでは、全16試合に出場し、リーグトップのシュート阻止数208を記録、阻止率もリーグ2位で.382の数値を達成しました。この活躍により初めてのベストセブン賞を受賞し、再びプレーオフでの貢献を果たします。

その後も彼の活躍は続き、2017-18年シーズンは出場が18試合にとどまりましたが、リーグ2位の阻止率.390を記録しました。2018-19年シーズンには、2018年11月4日の豊田合成戦でフィールドシュート阻止数が通算1000本に達成しました。この時のシュート阻止率はリーグ3位（.361）です。

タイトル・表彰

木村はその技能をもって数々の賞やタイトルを獲得しています。日本ハンドボールリーグにおいては、最高殊勲選手賞を2回（2015年、2016年）、殊勲選手賞とベストセブン賞をそれぞれ受賞しました。また、社会人選手権ではMVPを1回、ベストセブンを2回受賞する輝かしい成績を収めています。

記録

彼は2018年11月4日、対豊田合成戦においてフィールドシュート阻止数1000本達成という偉業も果たしました。

背番号

• - 16 （2013年 - 2014年）
• - 12 （2014年 - 現在）

木村昌丈は、その出色のプレーと数多くの受賞歴により、現代ハンドボール界において非常に重要な選手の一人といえるでしょう。

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