木村研

木村研（きむら けん）は、1949年7月13日生まれの日本の児童文学作家であり、日本児童文学者協会の理事を務めています。

鳥取県伯耆町で生まれた木村氏は、漫画編集者としてのキャリアを経て、児童文学の世界へと足を踏み入れました。その後、児童文学作家としてだけでなく、手作りおもちゃや遊びの研究家としても活躍しています。

彼の代表作として知られるのは、絵本『999ひきのきょうだい』シリーズです。村上康成氏が絵を手がけたこのシリーズは、ひさかたチャイルドから出版され、多くの子供たちに愛されています。また、『作って遊ぶ!忍者になるおもちゃ図鑑』（講談社ビーシー/講談社）や『わくわく!びっくり!かんたん手づくり絵本』（チャイルド本社）など、子供たちが創造性を育むことができるような著書も多数発表しています。

『999ひきのきょうだい』シリーズは、その魅力的なストーリーが世界中で評価され、各国語に翻訳されています。2012年には、『999ひきのきょうだいのおひっこし』がドイツ児童文学賞にノミネートされました。受賞は逃したものの、子どもたちが選ぶ「金の本の虫賞」を受賞するなど、読者からの支持の厚さを示しました。

2020年には、コロナ禍をきっかけに、同じく児童文学作家であるはらまさかず氏と共に、お話のサイト「よむよんで」を開設しました。このサイトでは、子供たちが楽しめる様々な物語が提供されており、新たな形で児童文学の普及に貢献しています。

木村研氏は、児童文学の世界において、子供たちの想像力と創造性を刺激する作品を数多く生み出してきました。その功績は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されています。

主な作品

999ひきのきょうだいシリーズ（絵・村上康成、ひさかたチャイルド）
作って遊ぶ!忍者になるおもちゃ図鑑（講談社ビーシー/講談社）
* わくわく!びっくり!かんたん手づくり絵本（チャイルド本社）

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