木頭ゆず

木頭ゆず（きとうゆず）

木頭ゆずは、徳島県那賀郡那賀町、特に旧木頭村を中心とする地域で古くから栽培されてきた在来のユズを基に選抜・増殖されたブランドユズです。現在では那賀町内で生産されるユズの総称として用いられています。

特徴

木頭ゆずは、その外観と品質の高さに定評があります。果実が大玉で、形が均一に揃っているのが特徴です。また、果皮が厚く、コハン症という果皮障害の発生が少ないため、見た目が非常に美しいとされています。さらに、その色や香りの良さも特筆すべき点であり、高品質なユズとして評価されています。

歴史

木頭ゆずの苗は、全国のユズ産地で広く利用されており、日本のユズ栽培に大きな貢献を果たしています。その品質の高さは、1977年（昭和52年）に果樹として初めて朝日農業賞を受賞したことからも明らかです。

地理的表示保護制度

2017年（平成29年）9月15日には、木頭ゆずは徳島県内で初めて地理的表示保護制度に登録されました。これは、その地域特有の優れた品質や特性を持つ産品を保護するための制度で、木頭ゆずが長年培ってきたブランドとしての価値が認められた証と言えるでしょう。

外部リンク

木頭ゆず（登録番号第42号）:登録の公示・登録産品紹介 - 農林水産省[[地理的表示]保護制度登録産品](https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/42.html)
木頭ゆずとは - 黄金の村。

木頭ゆずは、その美しい外観、豊かな香り、そして歴史と品質の高さから、多くの人々に愛されるブランドユズとして、これからもその価値を守り続けていくでしょう。

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