本川一善

本川一善について

本川一善（ほんかわ かずよし）は、1955年4月14日生まれの日本の農林官僚です。香川県出身で、東京大学法学部を卒業後、農林水産省に入省しました。長年にわたり農林水産行政に携わり、水産庁長官、農林水産事務次官などを歴任しました。

キャリア

本川氏は、1979年に農林水産省に入省後、水産庁の漁政課を最初の配属先として、水産業協同組合法の改正に尽力するなど、水産行政に深く関わりました。しかし、課長職に昇進してからは、畜産部の食肉鶏卵課長や畜産部長を歴任し、長らく食肉関連の部署を経験しました。そのため、2012年に水産庁長官に就任した際には、「今までは“肉派”といわれてきたが、これからは“魚派”」と述べています。

2015年には、農林水産省の事務次官に就任し、日本の農林水産業界を牽引しました。2016年に退官後は、ドローン操縦士協会理事、全国農業協同組合連合会経営管理委員（非常勤）、インターリスク総研顧問、新日本科学顧問など、幅広い分野で活躍しています。2020年3月からは日本中央競馬会（JRA）の副理事長を務め、2023年10月には農林水産技術会議会長に就任しました。

略歴

1955年4月：香川県で生まれる
1979年3月：東京大学法学部卒業
1979年4月：農林水産省入省
1996年：農林水産省食品流通局外食産業室長
1997年4月：林野庁国有林野総合利用推進室長
1998年7月：農林水産省食品流通局市場課長
2000年1月：食糧庁計画流通部計画課長
2001年1月：農林水産省経営局経営政策課長
2002年4月：農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課長
2004年1月：農林水産省大臣官房予算課長
2006年1月：農林水産省大臣官房政策評価審議官
2006年8月：農林水産省生産局畜産部長
2008年1月：農林水産省大臣官房総括審議官
2009年1月：農林水産省生産局長
2010年7月：農林水産省大臣官房長
2012年9月：水産庁長官
2015年8月：農林水産事務次官
2016年6月：農林水産省退官
2017年7月：全国農業協同組合連合会経営管理委員（非常勤）
2020年3月：日本中央競馬会副理事長
2023年2月：日本中央競馬会副理事長を退任
2023年10月：農林水産技術会議会長

本川一善は、その幅広い経験と知識を活かし、日本の農林水産業界の発展に貢献しています。

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