本音と建前 (曲)

Sexy Zoneの新シングル「本音と建前」について

Sexy Zoneの最新シングル「本音と建前」は、24枚目の作品として2023年9月20日にユニバーサルミュージックからリリースされました。この曲は、前作「Cream」からおよそ4か月半ぶりのリリースで、CDとDVDのセットの初回限定盤A・B、CDのみの通常盤、さらにツアー会場限定盤の4種類が用意されています。

新しい音楽の試み

表題曲「本音と建前」は、これまでのグループの音楽スタイルとはひと味違ったソウルフルなナンバーであり、聴く人に新しい魅力を提供しています。この楽曲は、メンバーの菊池風磨が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系の火曜ドラマ「ウソ婚」の主題歌としても知られており、ドラマの第一話にて初めてその全貌が公開されました。

この楽曲は、アカペラから始まり、リズミカルなキーボードとドラムの音が心を躍らせます。特に印象的なのは、大サビ前のカウントダウン部分で、松島聡が「三（スリー）」、佐藤勝利が「二（ツー）」、菊池風磨が「一（ワン）」と言い、中島健人が「セクシー！」と決めるシーンです。このような特徴的な演出が、曲のエネルギーを一層引き立てています。

椎名林檎とのコラボ

この楽曲を手掛けたのは椎名林檎で、彼女はかねてから「セクシーゾーンに楽曲を提供したい」と考えていたそうです。Sexy Zoneとドラマサイドからの熱烈なオファーがあり、実現したこのコラボは、ドラマのテーマである「ウソから始まる甘酸っぱくて大人のラブストーリー」を巧みに表現しています。

椎名林檎は、レコーディングに立ち会いながらメンバーと初対面し、その歌声を「煩悩を駆り立てる罪な銘器揃い」と表現しています。メンバーも、椎名の楽曲が完成した際の喜びを語り、「膝が笑い、崩れ落ちた」との感想を述べています。また、歌詞の中で「恥ずかしくも確信を以って生きている」との一節に特に感情が込められていると、松島聡が語っている点も注目されます。

ミュージックビデオとダンス動画

8月23日には、「本音と建前」をテーマにしたミュージックビデオもYouTube上で公開されました。このMVでは、キラキラした照明の中で演じる「表の顔」と、ステージ前の気だるさが感じられる「裏の顔」を対比させ、楽曲のテーマを視覚的に表現しています。また、9月19日にはメンバーのダンス動画もInstagramで注目を集めていました。

カップリング曲

全形態共通のカップリング曲「Try This One More Time」は、中島健人が主人公の吹替声優を務める映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒|トランスフォーマー_ビースト覚醒』の主題歌にも選ばれています。この楽曲は、映画のテーマに沿ったエモーショナルな内容で、特に中島がラップを担当するなど、グループとして新しい挑戦が見られます。

限定盤の内容

各限定盤には特別な楽曲や映像が収録されており、初回限定盤Aには「Sky is clear」、初回限定盤Bには「僕が僕でいられる理由」が含まれています。また、通常盤とツアー会場限定盤には、松島聡が出演するPEACHJOHNスペシャルムービーのテーマソング「Green Light」が収められています。

売上とチャート成績

「本音と建前」は初週に22.6万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。「Sexy Zone」のデビュー以降、24作連続で1位を達成しました。この結果は、今作の人気を裏付けています。音楽と映像の両方で楽しむことができるこのシングルは、ファンにとって欠かせない作品となるでしょう。

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