札幌市水道局

札幌市水道局について

札幌市水道局は、北海道の札幌市において上水の供給を行う地方公営企業です。この機関は、地域住民や企業に対して安全で高品質な水を提供するため、浄水場や配水池を整備し、水源の確保にも力を入れています。また、同局のマスコットキャラクターは「ウォッピー」です。

事業内容

札幌市水道局の主な事業は以下の通りです。

1. 需要者への給水: 札幌市内に安全な飲料水を供給
2. 石狩市への分水: 周辺地域にも水を分配
3. 「さっぽろの水」の販売: 地域の水源を利用した飲料水の販売
4. 水源の確保: 石狩西部広域水道企業団に出資し、安定した水源確保に努める

施設の紹介

浄水場

札幌市水道局には複数の浄水場があり、以下の2つは近代水道百選に選ばれています。

• - 白川浄水場

- 水源: 豊平峡ダム、定山渓ダム
- 水利権: 840,000m³
- 給水能力: 650,000m³

• - 藻岩浄水場

- 水源: 豊平川表流水
- 水利権: 163,000m³
- 給水能力: 155,000m³

他にも以下の浄水場があります。

• - 西野浄水場: 水源 - 琴似発寒川表流水、給水能力 - 15,600m³
• - 定山渓浄水場: 水源 - 豊平川・豊平峡ダム、給水能力 - 9,000m³
• - 宮町浄水場: 水源 - 星置川表流水、給水能力 - 5,600m³

配水池

配水池は浄水場で生成された水を一時的に蓄え、需要の変動による水の供給バランスを保つ役割を果たします。以下の大規模配水池があります。

• - 藻岩配水池
• - 平岸配水池
• - 清田配水池
• - 西部配水池

これらの配水池は、水道水を各給水区域へ送るための重要な施設です。

ポンプ場

高台に位置する地区への給水にはポンプ場を設置し、ポンプ揚水によって水を供給しています。これは、自然流下による供給が難しいエリアに対する必要な措置です。

経営状況

平成20年度の札幌市水道局の経営報告によれば、営業収益は406億円、純利益は30億円を記録しています。一方で、企業債残高は1,527億円です。

組織構成

水道局は以下の部門で構成されています。

• - 総務部: 総務課・財務企画課など5つの課を持つ
• - 給水部: 計画課や工事課を含む多様な課をもつ
• - 水道局関連施設: 札幌市水道記念館や試験所

札幌市水道局は、地域住民にとって欠かせないインフラを整え、安全で清潔な水を供給するため、日々努力を重ねています。

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