札幌市立平岡中学校

概要

札幌市立平岡中学校（さっぽろしりつひらおかちゅうがっこう）は、北海道札幌市清田区平岡2条5丁目4番10号に所在する公立中学校です。1984年に地域の生徒数の増加に対応するために設立され、以来、この地域における教育の要として機能しています。清田区平岡の閑静な住宅街に位置し、生徒たちは恵まれた学習環境の中で日々の学校生活を送っています。

沿革

本校は、1984年に「札幌市立平岡中学校」としてその設置が認められ、新たな歴史をスタートさせました。開校間もない1985年には、生徒数の増加を見越して第2期校舎増築工事が始まり、施設の拡充が進められました。地域の発展に伴う生徒数の増加は著しく、本校は複数回にわたって新しい中学校を送り出す役割を担うことになります。

まず、1989年には札幌市立真栄中学校との分離式が行われ、学区の一部が真栄中学校に編入されました。続いて1991年には、札幌市立平岡中央中学校が分離・開校し、さらに学区が再編されました。1996年には、体育施設として格技場の新築工事が始まり、教育環境の一層の充実が図られました。そして1998年には、札幌市立平岡緑中学校が分離して開校し、本校は三度にわたる学校分離を経験しました。これらの分離は、地域の児童・生徒数増加に対応し、各学校の規模を適正に保つために重要な役割を果たしました。

学校は節目を迎え、2004年には開校20周年記念式典が、そして2014年には開校30周年記念式典が盛大に挙行され、これまでの歩みを振り返り、今後の発展を誓いました。

部活動

札幌市立平岡中学校は、学習活動だけでなく、部活動においても目覚ましい成果を上げています。特にスクールバンド部は、学校を代表する部活動の一つとして、全国レベルでその名を馳せています。1988年には全日本吹奏楽コンクールに北海道代表として出場するという快挙を達成しました。その後もその勢いは止まらず、1990年には同コンクールで初の金賞を受賞。さらに1993年にも再び金賞を獲得し、全国トップクラスの実力を示しました。複数回にわたる金賞受賞は、日々の練習の賜物であり、学校に大きな栄光をもたらしました。

また、運動部も全国大会で活躍しています。1992年には女子バスケットボール部が全国大会に出場し、その実力を発揮しました。2010年にも全国中学校体育大会への出場を果たしており、吹奏楽部のみならず、様々な分野で生徒たちが目標に向かって努力し、成果を上げていることが伺えます。

これらの部活動における輝かしい実績は、生徒たちの努力、指導者の熱意、そして保護者や地域の支援が一体となった結果であり、学校の誇りとなっています。本校は、生徒たちがそれぞれの可能性を追求し、心身共に健やかに成長できる環境を提供しています。地域に根ざした教育活動を通じて、未来を担う人材の育成に貢献しています。

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