札幌市青少年科学館

札幌市青少年科学館の紹介

札幌市青少年科学館は、北海道の札幌市厚別区に位置し、科学や技術への理解を深め、創造力を育むために設立された重要な施設です。これまでにさまざまな科学的な展示を行い、子供たちから大人まで多くの来館者に愛され続けています。特に、同館の特色であるのは、世界初の人工降雪装置や低温展示室といった、雪や寒冷地ならではの展示が行われている点です。このような環境を活かした体験型の展示は、訪れる人々が科学の楽しさを実感できるように工夫されています。

設置目的と展示内容

科学館の設立目的は、訪問者に科学や技術に関する知識を広めることで、特に青少年の創造力を育てることにあります。そのために、「参加体験」を重視した展示やワークショップが行われており、実験や体験学習を通じて、来館者が自発的に活動できる場を提供しています。また、前庭には「科学館公園」があり、ここでも噴水や日時計、そして動く彫刻などを楽しむことができ、イベント会場としても利用可能です。

歴史の歩み

この科学館は1981年に開館し、その後多くの展望を経てきました。1982年には「博物館法」に基づき登録され、1983年には移動天文車「オリオン号」が完成しました。その後も1992年にシミュレーター映像展示を導入し、1997年には体感型映像シアター「バーチャリウム」がオープンしました。2003年には新たな移動天文車「オリオン2世号」が登場し、以降も様々なリニューアルを行いながら進化を続けています。特に注目すべきは、2013年に元宇宙飛行士の山崎直子氏が「名誉館長」に就任したことです。これは科学館にとって新たな価値をもたらしました。

利用案内

観覧時間

観覧時間は、季節によって異なります。5月から9月までは9:00から17:00まで、10月から3月までは9:30から16:30までオープンしています。また、休館日としては月曜日や毎月の最終火曜日、祝日の翌日などが挙げられますが、特別展期間中は開館することもあります。

観覧料金

観覧料金は、大人が展示室700円、プラネタリウム500円のほか、セット観覧券や共通観覧券を利用することでお得に観られるプランも用意されています。65歳以上や身体に障がいがある方には特別料金が設定されており、中学生以下は無料で利用できます。また、年間パスポートも提供されており、非常にリーズナブルな価格で1年間通して楽しむことができます。

施設ご紹介

館内は複数のフロアに分かれており、さまざまな展示が行われています。屋上には天文台があり、60cmの反射望遠鏡を使って天体観測も可能です。3階には、地下鉄や水力発電に関する展示、元宇宙飛行士のコーナー、交通や力学に関する体験型の展示があります。1階にはエントランスホールや工作室、プラネタリウムもあり、訪れる人々に科学の魅力を伝えています。

2024年のリニューアルを控え、科学館はさらなる進化を目指しています。新しい展示や体験が加わることで、利用者にとってより一層楽しめる施設となることでしょう。

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