札幌第一高等学校

札幌第一高等学校について

札幌第一高等学校（さっぽろだいいちこうとうがっこう）は、北海道の札幌市豊平区月寒西に位置し、学校法人希望学園によって運営される私立の高等学校です。当校の通称には「札幌第一」、「札第一」、「札一高」、または「SDH」があり、生徒たちに親しまれています。全日制普通科を有し、学業と部活動の両方に力を入れています。

歴史の歩み

学校法人希望学園の設立は1958年に認可され、同年に札幌第一高等学校が創立されました。これ以降、数度の学科変更やコース設立を経て、学校教育の質を向上させてきました。1976年には工業科を普通科に戻し、1998年には総合進学コースを開始し、2021年時点で11年連続して国公立大学への100名以上の合格者を輩出する進学校へと成長しました。

校舎と施設

新校舎は2015年に完成し、本館と記念館が設けられています。学ぶ環境も充実しており、全教室は冷暖房完備で、快適な学習スペースが整っています。また、自習室は個別のブースで区切られていて、利用しやすいという特徴があります。

部活動に関しても、野球部室内練習場やトレーニングルームなどの最新の設備を整えています。その他には、スクールカフェラウンジやビックパットを使った授業、地下歩行空間などもあり、多様な学習スタイルをサポートしています。さらに、24時間警備員が常駐していることも、安全面での配慮がされていることを示しています。

授業とカリキュラム

当校は、総合進学コース、文理北進コース、文理選抜コースという3つのコースに分かれています。文理選抜コースでは、2年次から文系と理系に分かれる一方、他のコースでは3年次に分かれます。また、独自の進路指導システムを通じて、多くの生徒が国公立大学への進学を果たしています。

部活動の充実

札幌第一高等学校は、体育系部活動や文化系部活動が豊富に存在します。体育系では、野球やサッカー、スキー、陸上、テニス、バスケットボールなど多岐にわたるスポーツが行われています。文化系においては、合唱部、演劇部、美術部、読書Clubなど、様々な興味を持つ学生が参加し、活動をしています。また、支援活動を行うインターアクト同好会や、資格取得を目指す資格同好会といった特別なクラブ活動もあります。

交通アクセスと通学

交通アクセスも良好で、札幌市交通局の地下鉄東豊線「月寒中央駅」から徒歩わずか3分の距離にあります。また、北海道中央バスを利用する際も月寒中央通10丁目で下車すれば、徒歩2分です。ただし、自転車通学には届出が必要であり、バイクや自動車による通学は禁じられています。

著名な著名人

札幌第一高等学校は、多くの著名なスポーツ選手や文化人を輩出しています。バレーボール選手の出耒田敬や陸上十種競技の右代啓祐、プロサッカー選手の池ヶ谷颯斗など、優れた才能を持つ卒業生が多くいます。また、音楽界でもASKAやロックバンド「サカナクション」のメンバーなども卒業生として名を馳せています。

このように、札幌第一高等学校は豊かな学業環境と多様な魅力を持つ学校です。

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