朴セリ

朴セリ（パク・セリ）

朴セリ（英語: Se-ri Pak、1977年9月28日 - ）は、大韓民国出身の女子プロゴルファーです。13歳からゴルフを始め、その才能を開花させました。

プロとしての輝かしいキャリア

1995年、韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）ツアーでアマチュアとして優勝し、その実力を示しました。1996年にプロ転向後、KLPGAツアーで年間獲得賞金ランキング1位を獲得。1997年には全米女子プロゴルフ協会（LPGA）のファイナルクォリファイングトーナメントを通過し、翌シーズンからのツアーカードを手に入れました。

1998年、LPGAツアー「マクドナルドLPGA選手権」でメジャー初出場にして初優勝という快挙を達成。同年「全米女子オープン」でも大会史上最年少優勝を飾り、選手権とオープンの年間2冠という偉業を成し遂げました。20ホールのプレーオフの末に決着したこの優勝は、女子プロゴルフ史上最長記録となる92ホールの試合となりました。

その後も、2001年の「全英女子オープン」優勝を含むLPGAツアー5勝、2002年の「マクドナルドLPGA選手権」2度目の優勝など、数々のタイトルを獲得しました。2010年には「ベルマイクロLPGAクラシック」でLPGAツアー通算25勝目を挙げています。

韓国ゴルフ界への貢献

朴セリの活躍は、韓国国内でゴルフブームを巻き起こし、多くの韓国人プロゴルファーが世界で活躍するきっかけとなりました。彼女に影響を受けてゴルフを始めた選手も多く、特に1988年生まれの女子プロゴルファーは「朴セリ・キッズ」と呼ばれています。

引退後もゴルフ界に貢献

2016年に競技引退後は、オリンピックゴルフ競技の韓国代表女子チームリーダーを務めるなど、後進の指導に力を注いでいます。2007年には韓国人選手初となる世界ゴルフ殿堂入りを果たし、同年KLPGA殿堂にも入会しました。

近年の動向

2021年には新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになりました。2024年には、自ら理事長を務める「朴セリ希望財団」が、父親を私文書偽造で告訴したことが報じられました。

朴セリは、その卓越した才能と努力で、女子ゴルフ界に多大な功績を残しました。彼女の活躍は、韓国ゴルフ界の発展に大きく貢献し、多くの人々に夢と希望を与え続けています。

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