朴正眞

朴正眞のプロフィールと経歴

朴正眞（パク・ジョンジン）は、1976年5月27日に韓国で生まれた元プロ野球選手であり、現在は野球指導者として活動している。彼は主に投手として活躍し、韓国プロ野球のハンファ・イーグルスに所属していた。選手としての彼の肩書きには、オールスター選手やクローザー、そしてセットアッパーという名誉が輝く。

プロ入りと初期の経歴

朴正眞は1999年の新人ドラフトでハンファ・イーグルスから1次指名を受けて入団した。彼のプロとしてのキャリアはここから始まり、2001年から2004年にかけて先発投手としてだけでなく、ブルペン投手としても活躍した。しかし、2004年には韓国プロ野球兵役忌避事件に関与し、翌2005年には公益勤務要員としての義務を果たさなければならなかった。

復帰と成績の向上

2008年2月に兵役の義務が解除され、2009年にはわずかに2ホールドという記録を残す。2010年には再び注目を集め、56試合に登板して79.1イニングで2勝4敗、10セーブ、さらに6ホールドを達成。彼はこの年、ハンファ・イーグルスのリリーフ陣で最も優れた選手となり、3点台の防御率を記録した。

同年、朴は監督の推薦により自身初のオールスター戦に出場。2011年には64試合に登板し、86イニングで7勝6敗、7セーブ、また16ホールドという素晴らしい成績を収めた。彼の活躍はチームにとって貴重な存在であり、ファンからも高く評価されていた。

肩の痛みとその後のキャリア

しかし、2012年には肩の痛みを理由に二軍に降格する事態が続き、49.1イニングで5点台の防御率に終わらせざるを得なかった。2013年のシーズン後、朴はフリーエージェント（FA）を申請し、ハンファとの契約を続けることが決まった。契約金3億ウォン、年俸2億ウォンとオプション1億ウォンの条件で、2年間の契約を結んだ。

その後の2015年は彼のキャリアの中でも重要な年で、特に金星根監督が構想した必勝リリーフパターンに参加。彼は76試合に登板し、96イニングで6勝1敗、1セーブ、そして15ホールドを挙げた。これにより、彼は過去3年間の不調から復活を遂げた。

繁忙な毎年と引退

2016年には77試合に登板するなど、過去最多の成績を記録しつつも、成績自体は4勝4敗、6ホールドと前年よりやや失速。しかし、再び2017年は安定した数字を残し、3勝2敗、1セーブ、7ホールドを記録。防御率も3点台に収め、被安打率は0.222という結果を残した。彼はその年のシーズン終了後に再びFA資格を取得し、41歳での契約は韓国プロ野球史上でも最年長として記録された。

2018年には出場機会が得られず、現役を引退。彼は引退した後、ハンファのフロントに転身し、2020年にはブルペンコーチとなった。朴正眞はそのキャリアを通じて、プロフェッショナルな姿勢と確固たる成績で多くのファンに支持され続けた選手であった。将来的には指導者として新しい世代の選手たちを育成する役割を担い、さらなる成長が期待される。

もう一度検索