杉山フルーツ

杉山フルーツの魅力

杉山フルーツは、静岡県富士市にある吉原商店街で、果物を専門に販売している小売店です。1940年代後半から続くこの店は、1950年に杉山久男氏とその妻、喜久枝氏によって創業されました。当初は一般的な果物店としてスタートしましたが、時代の流れとともに経営形態を見直し、1997年には富士市内のスーパーマーケットの撤退を契機にフルーツギフト専門店へと転換しました。

走り続ける中で、杉山フルーツは高付加価値商法に舵を切り、品質を重視したサービスを徹底しています。これにより、単なる果物販売ではなく、贈る喜びを商品に込めるというユニークなスタイルを確立しました。その結果、同店は第9回優良経営食料品小売店全国コンクールにおいて食品流通局長賞を受賞するなど、業界内外からも高い評価を得ています。

高品質な製品

杉山フルーツの特徴的な商品として、店主杉山清氏が開発した「フルーツアーティスト杉山清の生ゼリー」があります。この製品は果物と海藻から作られたゼラチンを使用しており、多くのファンに愛されています。生ゼリーは、使用される果物の新鮮さを最大限に生かした一品で、消費者から高い評価を受けています。 杉山フルーツは製菓業も営んでおり、顧客の様々なニーズに応えられるよう、商品開発に取り組んでいます。

さらに、ギフト用の果物や加工食品のラッピングにも力を入れており、全日本ギフト協会に認定されたラッピングコーディネーターが在籍しています。杉山フルーツは、ギフト商品をただ売るのではなく、贈る側と受け取る側の双方が満足できるような「作品」として仕上げることに情熱を注いでいます。リボンや紐は数十種類用意され、シーズンや贈られる状況に応じて使い分けられます。

顧客への配慮

杉山フルーツの店主は、「お客様は2人いる」とし、購入する側と贈られる側の両方への配慮が重要だと考えています。この理念のもと、顧客満足の向上に専念し、年中無休で高品質な製品を維持しています。

仕入れ先としては、静岡県内の青果市場に加え、東京の大田市場にもルートを開拓。店舗で提供される高品質な果物をもとにした生ゼリーは、高価格帯の商品にもかかわらず、顧客の支持を集めています。このように、杉山フルーツは信頼される品質とサービスを提供し続けることで、静岡の果物店としての確固たる地位を築いています。

「杉山フルーツ」は、ただの果物店を越えた存在であり、贈る側と受け取る側の心をつなぐ架け橋のような存在として、今後も益々の発展が期待されています。

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