杉本伸

杉本 伸 (すぎもと しん)について

杉本伸は、1960年に兵庫県で生まれた日本の著名なプロデューサーです。彼は海外コンサルティングや日本画のコレクションだけでなく、株式会社グローバルビジネスラボの代表取締役社長や、ISARIBI株式会社の取締役、ネルケプランニングのエグゼクティブプロデューサーなど、多岐にわたる役職を持つ、影響力のある人物です。

略歴とキャリアの歩み

杉本は1982年に㈱電通映画社（現在の㈱電通ライブ）に入社し、そこで様々な企業のイベントのプロデュース業務を開始しました。彼の手掛けたイベントには、1998年の長野オリンピックの開閉会式や、2002年の日韓ワールドカップの決勝前夜祭、2005年の愛知万博での「LOVE THE EARTH」プロジェクトなど、数々の歴史的な国際イベントが含まれています。

その後、彼は電通テックに移り、中国・アジアを統括する部門につきました。その実績を持って、2006年から2009年にかけては、中影電通太科広告有限公司の董事・総経理として中国・北京で勤務しました。

2009年にはアミューズの取締役に就任し、アミューズ韓国の代表取締役社長や、芸神クリエイティブの代表取締役社長、上海芸神貿易有限公司の副董事長を兼任しました。そこから、彼はさらに幅広い活動を展開し、株式会社YBエンタテインメントでのプロデューサー業務や、乃村工藝社での顧問エグゼクティブプロデューサーとしての役割も担います。

多方面への活動

杉本は、その活動の中で、NPO法人日中友好映画祭実行委員会の評議員や、DMMフューチャーワークス「DMMVRシアター横浜」のプロジェクトアドバイザー、公益社団法人 経済同友会の委員としても各種取り組みに参加しています。また、2016年からは京都芸術大学の客員教授として後進の指導にも力を注いでいます。

2018年には自身の会社、株式会社グローバルビジネスラボを設立し、海外進出のビジネスコンサルタントとしても活動を開始しました。加えて、2020年からはISARIBI株式会社の取締役として、新たな挑戦を続けています。2021年には、エジンバラ芸術祭フリンジに舞台芸術作品『The Life of HOKUSAI』をオンラインで出品し、高評価を獲得しました。

さらに、2022年には内閣府の主管するクールジャパン・マッチングアワードで、『The Life of HOKUSAI』が受賞を果たすなど、彼の業績は国際的に評価されるようになっています。

2023年にはイタリア・ボローニャの「YOKAI展覧会」に日本画コレクターとして作品を出品し、その後も舞台芸術作品『The Life of HOKUSAI』をボローニャにて上演しました。

今後の展望

2024年には、昭和音楽大学の講師に就任し、手塚治虫作品「ブラックジャック」連載50周年記念の舞台制作にも携わる予定です。また、舞台作品『The Life of HOKUSAI』が国際的な芸術祭に招聘されるなど、杉本の活動はますます広がりを見せています。

プロデュースした主なイベント

杉本は長年のキャリアの中で、数多くの著名なプロデュース作業を行っています。具体的な例としては、1983年の資生堂カルチャースペシャル「ナポレオン」日本公演、1998年の長野オリンピック開閉式、また最近では日本とサウジアラビアでのイベントプロデュースなど、多岐にわたります。これらの活動は、彼の専門性と影響力を証明するものとなっています。

杉本伸は自身のキャリアを通じて、日本文化の普及と国際的な交流を心がけ、様々な分野での活躍を続けています。

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