杉本泰彦

杉本 泰彦（すぎもと やすひこ）

杉本泰彦は、1959年8月27日に徳島県で生まれた元アマチュア野球選手および野球指導者です。彼は現役時代に捕手としてのキャリアを持ち、その後も多くの選手を指導してきました。

来歴・人物

杉本は徳島県海部郡牟岐町で成長し、日和佐高校を卒業しました。その後、1年間の浪人を経て一般入学で東洋大学に進学しました。大学野球界での彼の実績は目覚ましく、東都大学野球リーグでは捕手として活躍しました。4年生の春には同級生の仁村徹とともにバッテリーを組み、見事な活躍でリーグ優勝を果たし、ベストナインにも選ばれたのです。また、大学選手権では準優勝に輝き、1982年には日米大学野球全日本メンバーにも選出されました。

大学卒業後は社会人野球チームの日本通運に入社し、選手としてのキャリアを続けました。彼は1990年に引退し、その後はコーチとしてキャリアをスタートさせました。1992年からは監督を務め、1994年の日本選手権ではチームを初優勝に導くなど、指導者としての実績も残しています。監督時代には大塚晶文など、数多くの若手選手の育成に尽力しました。

彼の指導者としてのキャリアはさらに続き、2009年にはアジア野球選手権大会の日本代表監督、IBAFワールドカップの日本代表監督も歴任しました。2012年からは創部された西部ガスの監督を務め、その後2018年からは母校・東洋大学の監督に就任しました。2022年秋季リーグ戦の最終戦、専大戦をもって監督職を退任し、試合後には長年の友人である専大の齋藤正直監督から花束を受け取る感動的なシーンがありました。

2023年4月には、地元徳島県の海部高校の監督に就任しました。杉本は高校野球の監督になることを長年の夢として抱いており、その夢が現実となったことで新たな挑戦が始まりました。彼の指導哲学や選手育成への情熱は、多くの若者に良い影響を与えることでしょう。

杉本泰彦はその選手としての豊富な経験や指導者としての実績を活かし、今後も野球界に多大な貢献を続けていくことでしょう。

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