李乙容

李乙容（イ・ウリョン、이을용、1975年9月8日 - ）は、大韓民国出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。主にミッドフィールダーのポジションでプレーしていました。

選手経歴

李乙容は、1996年に尚武FCでキャリアをスタートさせました。その後、済州ユナイテッドFCを経て、2002年から2003年にかけてトルコのトラブゾンスポル・クラブへ期限付き移籍を経験。FCソウルへの復帰を挟み、2004年から2006年まで再びトラブゾンスポルでプレーしました。2006年からは再びFCソウルで活躍し、2009年からは自身の出身地である江原道に新設された江原FCでプレーし、2011年に現役を引退しました。

代表経歴

韓国代表としては、2002 FIFAワールドカップと2006 FIFAワールドカップに出場。2002年大会では4試合に出場し、3位決定戦のトルコ戦ではフリーキックを決める活躍を見せました。2006年大会では、ボランチとして豊富な運動量を武器に、チームを支えました。国際Aマッチには51試合に出場し、3得点を記録しています。

指導者経歴

引退後は指導者として活動し、江原FCのコーチや清州大学校サッカー部の監督などを歴任しました。2017年からはFCソウルのコーチに就任。2018年には、シーズン途中に成績不振で辞任した黄善洪監督の後を受け、監督に昇格しましたが、チームを下位から脱出させることができず、同年10月に辞任しました。

プレースタイル

李乙容は、豊富な運動量と献身的なプレーが持ち味の選手でした。中盤でのボール奪取能力が高く、守備的な貢献が大きかった一方、正確なフリーキックも持ち合わせており、攻撃面でもチームに貢献しました。地味ながらも堅実なプレーで、チームを支える重要な役割を担っていました。

エピソード

2003年に行われた中国代表との試合では、相手選手に足を蹴られたことへの報復として、相手の後頭部を蹴り、レッドカードを受けて退場処分となるという事件を起こしました。

所属クラブ
尚武FC（韓国） 1996-1997
済州ユナイテッドFC（韓国） 1998-2003
トラブゾンスポル・クラブ（トルコ） 2002-2003 (レンタル)
FCソウル（韓国） 2003-2004
トラブゾンスポル・クラブ（トルコ） 2004-2006
FCソウル（韓国） 2006-2008
江原FC（韓国）2009-2011

代表歴

韓国代表
2002 FIFAワールドカップ
2006 FIFAワールドカップ
* 国際Aマッチ 51試合 3得点（1999年-2006年）

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