李到炯

李 到炯（イ・ドヒョン）

李到炯（イ・ドヒョン、1975年5月24日生まれ）は、韓国のソウル特別市出身の元プロ野球選手で、捕手として多くの記録を打ち立てた選手です。彼のいとこは、北京オリンピックに出場した射撃選手のキム・ユヨンです。

経歴

李は1994年に斗山ベアーズに入団しました。彼は1995年に韓国シリーズで優勝に貢献し、大きな注目を浴びました。しかし1999年に洪性炘が入団すると、徐々に捕手のポジションが危うくなり、2001年のオフシーズンにはハンファ・イーグルスに姜仁權とのトレードで移籍しました。

ハンファ時代

移籍後の2002年には正捕手として抜擢され、シーズン中に100試合に出場しました。2004年の8月8日、三星ライオンズ戦では、急遽ファーストとして出場し、チームに貢献しました。また、2009年7月4日の起亜タイガース戦では9回裏にサヨナラホームランを放ち、チームの最多連敗記録を12で止めました。さらに、同年9月12日の鄭珉哲の引退試合でもサヨナラホームランを打ち、9点差を逆転して勝利を収めました。この逆転劇はプロ野球史上最多点差タイ記録としても知られています。

しかし、2010年のオフシーズンにはFA（フリーエージェント）を行使しましたが、ハンファの若返り政策と度重なるけがが原因でチームとの契約には至れず、2011年にはプロ野球界から引退を余儀なくされました。引退後、 韓国プロ野球のFA制度に対して問題提起を行い、訴訟を起こしました。

引退後の活動

李到炯は2014年の11月にNCダイノスのコーチに就任し、その後2018年には再び斗山ベアーズのコーチに復帰しました。引退後も野球に関与し続ける中で、彼の経験と知識は次世代の選手たちにとって貴重な資源となっています。

プレースタイル・人物

彼は特に母親の故郷である清州にある清州総合運動場野球場との相性が良いことで知られています。さらに、李到炯は韓国プロ野球において通算6回のサヨナラホームランを打ったことから、歴代一位の記録を持つ選手でもあります。彼の豪快なバッティングスタイルと瞬発力はファンに大きな感動を与えました。

詳細情報

• - 年度別打撃成績
• - 背番号: 25 （1993年 - 2001年）、12 （2002年 - 2010年）、81 （2015年 - 2018年）、71 （2019年 - ）

李到炯はその活躍と記録により、多くの人々に愛され、韓国プロ野球の歴史に残る名選手として記憶され続けています。

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