李在學

李在學（イ・ジェハク）

李在學（イ・ジェハク、Lee Jae-hak）は、1990年10月4日生まれ、大韓民国大邱広域市出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として、韓国プロ野球（KBO）で活躍しています。サイドスローから繰り出す独特の投球フォームと、精密なコントロールが持ち味です。

プロ入りと初期の苦難

2010年、李在學は斗山ベアーズに入団しプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。同年6月15日のLGツインズ戦でデビューを果たし、リリーフとしてプロ初勝利を記録。しかし、2011年には肘の軟骨損傷が発覚し、手術は回避したもののリハビリに専念せざるを得ない状況となりました。この怪我により、2011年は一軍での登板機会を得られませんでした。

NCダイノスへの移籍と飛躍

2011年オフの2次ドラフトで、李在學は新球団NCダイノスに移籍しました。2012年はNCが一軍に参入していなかったため、公式戦での出場はありませんでした。しかし、2013年にNCが1軍に参入すると、李在學は才能を開花させます。4月11日のLG戦でNC球団史上初の勝利投手となり、7月31日のSKワイバーンズ戦では初の完封勝利を達成。この年、リーグ2位の防御率2.88、10勝を記録する活躍を見せ、見事新人王に輝きました。

国際大会での活躍と試練

2014年には、自国開催の仁川アジア競技大会に韓国代表として出場。準決勝の中国戦に先発しましたが、勝利投手にはなれませんでした。しかし、チームは優勝し、兵役免除の恩恵を受けることになりました。2015年には3年連続となる10勝を記録し、その実力を証明しました。

2016年、韓国プロ野球界を揺るがす勝負操作事件に関与した疑いをかけられ、検察の調査を受けることになります。レギュラーシーズンでは自己最多の12勝を挙げましたが、ポストシーズンには出場できませんでした。後に、李在學本人は勝負操作には関与していなかったものの、2011年に非公認のスポーツ賭博に関与していたことが明らかになりました。この出来事は、李在學のキャリアに大きな影を落とすこととなりました。

その後のキャリア

2016年まで4年連続で10勝を達成しましたが、2017年は5勝、2018年は5勝13敗と成績が低迷。2018年にはリーグ最多敗戦タイを記録してしまいます。しかし、2019年には再び10勝を達成し、復活の兆しを見せました。2022年シーズン後には初のFA権を行使し、3年最大9億ウォンという条件でNCと再契約を結びました。この再契約は、李在學がチームにとって依然として重要な戦力であることを示しています。

プレースタイルと人物

李在學は、サイドスローから繰り出す独特の投球フォームが特徴です。同じサイドスロー投手である林昌勇（イム・チャンヨン）をロールモデルとして挙げています。精密なコントロールと変化球を駆使して、打者を打ち取ります。

年度別投手成績

(実際の成績データは省略)

タイトル・表彰

新人王：1回（2013年）

背番号

63（2010年 - 2012年）
51（2013年 - ）

脚注

(省略)

外部リンク

通算成績（韓国語）
* NCダイノス公式サイト

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