村上茉愛

村上 茉愛

村上茉愛（むらかみ まい）は、1996年8月5日に神奈川県相模原市で生まれた日本の元体操選手及び体操コーチです。彼女の得意種目はゆかで、特に難易度Hの技「シリバス」と「チュソビチナ」を成功させた数少ない選手として知られています。

経歴

村上は、両親が元体操選手で、兄弟たちも体操を経験した家庭に生まれました。母親の勧めで3歳の時に体操を始め、その後、池谷幸雄が主宰する体操クラブで本格的な練習を重ねました。彼女は多くのジュニア競技会に参加し、小学生のころからその才能を発揮します。

中学校時代の2010年、全国中学校体操競技大会で優勝を果たし、さらに全日本選手権でも床運動での優勝を手にしました。しかし、3年生の夏に左膝を骨折し、競技から約半年間離れるという困難も経験しました。

高等学校時代

明星高等学校に進学後、2012年の全日本体操競技選手権で優勝し、その後も多くの大会で好成績を収めました。特に、2013年の世界選手権では女子床運動で4位となり、その実力を国際的に示しました。また、2013年にはインターハイで3冠を達成し、彼女の名はさらに広まりました。

日本体育大学入学後

2015年、日本体育大学に進学し、同年7月の世界選手権で団体5位に入賞、リオデジャネイロオリンピック出場権を獲得しました。リオオリンピックでは団体総合4位と個人総合14位という成績を残し、特に団体戦では貢献度が高く評価されました。

晩年と引退

2020年の東京オリンピックでは、女子団体総合で5位の結果を残し、個人総合でも日本女史最高記録を樹立しました。そして、2021年には世界選手権で金メダルを獲得し、現役選手として最終的に2021年に引退を発表しました。引退後は体操指導に専念し、日本の体操界のさらなる発展に貢献したいと考えています。

人物

村上はBTSの大ファンであり、振り付けを完璧にコピーできるほどの熱心さを持っています。2023年には体操男子ナショナルトレーナーの森田敦士と入籍し、プライベートでも幸せな生活を送っています。

彼女の功績は数々の記録となっており、日本女子体操界の歴史において重要な役割を果たしています。村上茉愛の選手としての活躍や彼女の目指すべき未来には、多くの期待が寄せられています。

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