村俊英

村俊英（むら としひで、1955年5月8日 - ）は、日本のミュージカル俳優。福岡県出身。劇団四季に所属し、その卓越した歌唱力と演技力で多くの観客を魅了し続けている。

略歴

国立音楽大学声楽科を卒業後、二期会オペラ研究所を修了。静岡オペラ協会などに出演し、オペラ歌手としてのキャリアをスタートさせた。1988年には日伊コンコルソで金賞を受賞するなど、その才能は早くから高く評価されていた。

オペラの世界で活躍していた村だが、「歌う機会がオペラはあまりない、劇団四季なら毎日公演をやっているので毎日歌える」という思いから、新たな挑戦を決意。1990年、劇団四季のオーディションに合格し、入団を果たした。

同年、『オペラ座の怪人』のムッシュー・フィルマン役で劇団四季での初舞台を踏む。その後、『キャッツ』の長老猫オールド・デュトロノミー役など、数々の作品で重要な役どころを演じ、その存在感を確立していった。

1995年には、『オペラ座の怪人』のファントム役という大役を射止め、その歌声と演技で観客を圧倒。以降、劇団四季を代表する俳優の一人として、長きにわたり舞台に立ち続けている。

2010年9月には、『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ大佐役として新たな一面を見せ、幅広い役柄を演じこなす実力派俳優としての評価をさらに高めた。

主な出演作品

オペラ座の怪人 （ファントム、ムッシュー・フィルマン）
キャッツ（オールド・デュトロノミー、アスパラガス＝グロールタイガー）
アスペクツ・オブ・ラブ(ジョージ)
ジーザス・クライスト＝スーパースター ジャポネスクヴァージョン（ピラト）
ジーザス・クライスト＝スーパースター エルサレムヴァージョン（ピラト）
ライオンキング（スカー）
劇団四季 ソング&ダンス55ステップス（ヴォーカルパート）
サウンド・オブ・ミュージック（トラップ大佐）
リトルマーメイド（トリトン）
ノートルダムの鐘 （クロード・フロロー）
美女と野獣 (コッグスワース)

アニメーション

ノートルダムの鐘(クロード・フロロー、歌）

村俊英は、長年にわたり劇団四季の舞台を支え、数々の感動を観客に届けてきた。その歌声と演技は、これからも多くの人々の心を捉え続けるだろう。

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