村浜武洋

村浜武洋（むらはま たけひろ、1974年12月5日 - ）は、日本の男性プロレスラー、キックボクサー、総合格闘家であり、本名は村濱武洋。石川県野々市市出身で、大阪ファイティングファクトリーに所属していました。実兄には総合格闘家の村濱天晴がいます。2010年3月27日には、K-1 WORLD MAXのリングでリングネームを村浜TAKE HERO（むらはまテイク・ヒーロー）に改名しました。

経歴

幼少期から学生時代にかけて柔道を経験し、その後、新空手、アマチュアシュートボクシング（SB）を経験し、シュートボクサーとしてプロデビューを果たしました。アマチュア時代には土屋ジョー、鈴木秀明とも対戦経験があり、いずれも村浜が勝利しています。特に新空手第三回神奈川大会は、新空手史上稀に見る激戦の連続であり、優勝・村浜武洋、準優勝・鈴木秀明、3位・山田隆博という顔ぶれが揃う大会でした。

シュートボクシングでの活躍

小柄ながらもスピードのある連打とフットワーク、そして無尽蔵のスタミナを武器に活躍しました。SB日本カーディナル級王座、KICK世界スーパーフェザー級王座を獲得し、王座を獲得した後はSB内ではライバルが見当たらず、その後は主にタイ人との試合が多くなりました。1997年にはK-1フェザー級 (60kg) トーナメントにSB代表として出場し、前田憲作、佐藤堅一らを破って優勝。普段からのビッグマウスを有言実行してみせました。しかしその後、シーザージムとの関係がこじれ、村浜はジムに全く訪れなくなり、試合も組まれなくなってしまいます。その後ジムを退会し、事実上SBには戻れなくなってしまいました。

大阪プロレスへの参戦

1999年からは大阪プロレスに参戦し、当初は異種格闘技戦という形でスペル・デルフィンと抗争しました。一匹狼のヒールとして個性を発揮し、最終的にデルフィンとの間に友情が生まれ大阪プロレスに入団を決意。その後はプロレスのムーヴに順応していき、団体の看板を背負う選手となっていきます。同時にえべっさんやくいしんぼう仮面らとお笑いプロレスにも参加。この間も総合格闘技への参戦も並行して行い、そちらでも活躍を見せました。2002年には獣神サンダー・ライガーと対戦し、ライガーから高い評価を受け後にタッグを結成しています。2003年にデルフィンが第一線を退きエースに指名されました。

K-1 WORLD MAX、HERO'Sへの挑戦

2004年にはK-1 WORLD MAXのリングで山本"KID"徳郁に敗戦。その後は故障も相まって精彩を欠くようになり、2005年1月末をもって大阪プロレスを退団しました。SB離脱後はプロレスラーとして生計を立てながら、K-1 WORLD MAXへの参戦を表明。村浜の体格では不利ながらも、SB時代に培った打撃で魔裟斗らを苦しめました。一度目の魔裟斗戦は好試合として評価されています。

プロレスリングZERO1-MAX、その後

大阪プロレスを離脱後、ZERO1-MAXに参戦。ハッスルにも出場しましたが、K-1 WORLD MAXへの出場を優先し、ハッスル参戦を取りやめました。2006年2月4日、石巻大会にて復帰も精彩の無い試合としまりのないコンディションにより前座の試合が続き、4月30日の契約期間満了をもって事実上、解雇されました。これにより、村浜にとっては、シュートボクシング離脱、山本"KID"徳郁戦での敗北に続いて、3度目の転機が訪れていました。

その後はR.I.S.E.、全日本キックボクシング連盟に参戦するも連敗。2010年3月27日、K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜のスーパーファイトで小宮山工介と対戦してTKO負け。この試合よりリングネームを村浜TAKE HEROに改名しました。2017年のインタビューにて、現在は地元・石川県に在住し、格闘技・プロレス界とは離れた状況となっています。

得意技:
垂直落下式ブレーンバスター
バズソーキック
各種キック

タイトル歴:
SB日本カーディナル級王座
KICK世界スーパーフェザー級王座
K-1 JAPAN GPフェザー級トーナメント優勝
大阪プロレス王座
大阪プロレスタッグ王座
* プロレス大賞（新人賞）

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