村田正幸

村田 正幸

村田 正幸（むらた まさゆき）は、1971年6月22日に大阪府東大阪市で生まれた日本の元プロ野球選手。現役時代のポジションは投手でした。ヤクルトスワローズ（現在の東京ヤクルトスワローズ）に所属した後、長年にわたりチームの裏方として多岐にわたる役割を担い、現在も球団に貢献し続けています。

経歴

村田氏は、東大阪市立枚岡中学校時代に野球を始め、2年生からチームのエースとして活躍しました。その後、大阪府立盾津高等学校に進学。高校3年生の夏には、チームを大阪府大会ベスト16まで導くなど、投手として頭角を現しました。高校卒業後、福井工業大学への進学を目指しましたが、それは叶いませんでした。大学進学を断念した後、プロ野球の世界を目指すため、松田清氏が設立した野球塾で約1年間、技術の研鑽を積みました。

プロ野球選手として

1990年オフ、村田氏はドラフト外選手としてヤクルトスワローズに入団しました。同期には、後にチームの主力投手となる岡林洋一氏、そして日本球界を代表するクローザーとなり、後にチームの監督も務める高津臣吾氏らがいました。プロ入り後は、背番号64を背負いましたが、一軍公式戦での登板機会を得ることはできませんでした。プロの世界でプレーしたのは1991年から1993年までの3年間。短い現役生活を経て、村田氏は22歳の若さでプロのユニフォームを脱ぐこととなりました。

裏方としての貢献

現役引退後、村田氏はヤクルトスワローズに残り、打撃投手としてチームを支える道を選びました。1994年から2014年までの実に21年間、打撃投手として選手のバッティング練習をサポートし続けました。背番号は94（1994年 - 2009年）、104（2010年 - 2014年）と変更しながらも、長きにわたりチームの練習に欠かせない存在として貢献しました。この間、チームは3度のセントラル・リーグ優勝（1995年、1997年、2001年）を経験しており、村田氏は打撃投手として、これらの栄光を陰から支えました。彼の投げ込む球が、多くの選手の技術向上やコンディション維持に貢献したことは想像に難くありません。2015年からは、その役割を打撃投手から一軍用具担当へと変更しました。現在は、選手たちが最善の状態でプレーできるよう、用具の管理や準備といった重要な業務に携わっています。選手から裏方へと転身し、長年にわたり様々な立場でチームを支え続ける村田氏は、東京ヤクルトスワローズという組織にとって、非常に貴重な存在と言えるでしょう。

詳細情報

年度別投手成績: 一軍公式戦出場なし
背番号:
64 （1991年 - 1993年）
94 （1994年 - 2009年）
104 （2010年 - 2014年）

関連項目

大阪府出身の人物一覧
* 東京ヤクルトスワローズの選手一覧

もう一度検索