杜野亜希

杜野亜希

杜野亜希（もりの あき）は、2月18日生まれの日本の漫画家です。広島県広島市出身で、広島大学医学部総合薬学科（現：薬学部薬学科）を卒業しています。

経歴

杜野亜希は、1985年に吉村佳代子名義で発表した『さくらさくら…』が第116回HMC努力賞・トップ賞に入賞しました。その後も、1987年に『マドンナ・コンプレックス』がHMC第9回ビッグチャレンジ賞佳作に入賞するなど、才能を発揮します。

同年、『ニセアカシアの魔法使い』で漫画家としてデビューを果たします。1989年には、デビュー3作目となる『少女進化論』を発表。大学卒業後に上京し、会社員として働きながら漫画を描くという二足のわらじを履いた初の作品となりました。

1992年、『神林&キリカシリーズ』の第一作である「ヒロインを探せ」の執筆中に、3年間勤めた会社を退職し、漫画家としての活動に専念することを決意します。

2013年には、『屍活師 女王の法医学』がテレビドラマ化され、幅広い層に知られるようになりました。

作品の特徴

杜野亜希は、ミステリー作品を得意としており、『神林&キリカシリーズ』や『Dの女』などが代表作として挙げられます。緻密なストーリー構成と、個性豊かなキャラクター描写が特徴で、読者を飽きさせない展開が魅力です。また、歴史SF作品である『碧のミレニアム』など、幅広いジャンルにも挑戦しています。

ミステリー: 『神林&キリカシリーズ』,『Dの女』など
歴史SF: 『碧のミレニアム』

主な作品リスト

神林&キリカシリーズ（白泉社、花とゆめコミックス、全22巻）
ヒロインを探せ
ガラスの旋律
不機嫌なヒーロー
引き裂かれたサイレンス
天使からのラブレター
赤と緑のロンド
花盗人にキスを捧げて
眠り姫は目覚めない
マリアの刻印
宵闇のアリア
プレゼントが届かない
もう一人のユダ
風花のウィスパー
シネラリアは二度笑う
ゲームが終わるとき
禁断のフォーカス
孤独なミス・ホームズ
夢みるレプリカント
黒のチェックメイト
最後のバースデイ
逆転のトリガー
いま幕が降ろされる
碧のミレニアム（白泉社、花とゆめコミックス、全6巻）
Dの女（白泉社レディースコミックス、全10巻）
屍活師 女王の法医学（講談社、KC BE・LOVE、全18巻）
H/P ホスピタルポリスの勤務日誌（講談社、KC BE・LOVE、全5巻）

その他の作品

リバース!
うそつきヴォイス
デパートの女神
ニュースになりたいっ!
通りゃんせ
* ひみつの花園

杜野亜希の作品は、緻密な構成と魅力的なキャラクターが織りなす世界観で、多くの読者を魅了し続けています。今後の活躍も期待される漫画家の一人です。

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