東二見駅

東二見駅（ひがしふたみえき）

概要

東二見駅は、兵庫県明石市二見町東二見藤寄にある山陽電気鉄道本線の駅で、駅番号はSY 25です。この駅は全ての列車が停車し、西側には東二見車両基地が位置しています。早朝や夜間、一部の時間帯にはこの駅を起点とする列車も運行されています。

戦前からの歴史

東二見駅の歴史は1923年（大正12年）8月19日、神戸姫路電気鉄道の開業とともに始まりました。1927年（昭和2年）には宇治川電気により合併され、1933年には山陽電気鉄道の駅となります。1941年には現在の位置に移転し、1948年には急行列車の停車駅に設定されました。1953年には特急が停車する駅となり、その後1966年に橋上駅舎が完成しました。これにより、利用者にとって便利なアクセスが提供されています。

駅構造

東二見駅は、島式3面5線のホームを持つ橋上駅で、南北双方に入口があります。改札口は1か所のみで、定期券の販売所も設置されています。2008年にはエレベーターが設置され、アクセスの便が向上しました。また、発車標には液晶式が初めて導入され、利便性が高まっています。2011年には南側に歩道橋が整備され、駅舎と直接つながっています。

のりば

この駅の内側2線（2番線と3番線）は主本線であり、外側2線（1番線と4番線）は待避線として機能しています。特に4番線は特定の状況で使用され、通常は立ち入ることができません。これは、当駅止まりの列車が4番線に入り、客が通り抜ける形で5番線に乗り継ぐためです。また、1番線と2番線からは神戸方面へ、3番線と4番線からは姫路方面へ出発することが可能ですが、現行ダイヤではこの設定がなく、上り列車が東二見車庫に向かう際には4番線が使われます。

利用状況

東二見駅は、1日あたり約8,097人の利用者（2009年調査）があり、山陽電鉄全線中でも主要な駅の一つとして位置づけられています。利用者数は昭和から平成、令和にかけて一定の水準で推移しており、地域にとって欠かせない交通の要所となっています。

駅周辺

駅の南側、特に浜側には昔ながらの漁師町の雰囲気が漂い、南へ進むと東二見商店街が広がっていますが、現在は多くの店がシャッターを下ろしている状態です。この事実は地域の商業活動の厳しさを示しています。

バス路線

バスに関しては、駅の北口に「山陽東二見駅北口」停留所があり、南側には「山陽東二見駅」停留所があります。どちらの停留所でもTacoバスの路線が利用可能で、交通アクセスが整っていることがわかります。

隣の駅

東二見駅は山陽電気鉄道の特急や普通列車の停車駅として機能しており、周辺の市町への交通網の一部を担っています。隣接する高砂駅やう行き先にもアクセスしやすい立地です。

もう一度検索